Pieri & Sophie

Pieri: 今日もいっぱい戦えるの！ ピエリ、 とっても嬉しいの！

Sophie: ええ。あたしも嬉しいわ。 たくさん飛び散るものが見られるしね。

Pieri: 飛び散るもの？ あ、 それって血のことなのね！さすがはピエリの子なの。 ゾフィーはどんな血が好きなの？

Sophie: ご、 ごめんなさい、 母さん… あたしは、 血はそんなに…

Pieri: そうなの？ じゃあ何が飛び散るのを見るのがいいの？

Sophie: …服よ。

Pieri: 服！？

Sophie: うん。 あたしが戦うと、 なぜか相手の服が弾け飛ぶの… 最初は思っていたわ。 あたしったら、 なんてことを… って。でも最近じゃ、 服が弾けるのを見るのが楽しくって仕方がなぃの。えいってやると、 ばーんってなるのよ！ なんだかクセになっちゃつて。

Pieri: うーん、 うーん。 服を血に置き換えたら、 わからなくもないの。やっぱりゾフィーは、 ピエリそっくりなのね！

Sophie: ホントに？ 勇敢な母さんに似てるだなんて嬉しい！あたし、 もっともっと頑張って母さんみたいな騎士になるね。

Pieri: ゾフィーは、 ピエリみたいになりたいの？

Sophie: うんっ！ 母さんも父さんも、 あたしの憧れだもん。二人みたいな強い騎士になることが、あたしの夢なのよ。

Pieri: …………

Sophie: か、 母さん？

Pieri: うわあーーーーーーん！

Sophie: ど、 どうして泣いちゃつたの？ あたし、 母さんに何かしちゃった？

Pieri: ピエリたちみたいな立派な騎士になりたいって… ゾフィーがそう言ったのーーー！

Sophie: そ、 それがダメだったの？ でもあたしの正直な気持ちなんだけど…

Pieri: ピエリ、 とってもとっても嬉しいの！嬉しくって涙が止まらないの！うええーーーーーーん！！！！

Sophie: 母さん… それなら良かった。嬉しい涙は無理に止めなくていいの。 思う存分泣くといいわ。… あたしもここに来てから毎日嬉しいよ。 毎日二人と一緒にいられるから。

Pieri: ゾフィー… ピエリもおんなじ気持ちなの。今まで寂しい思いをさせた分、 いっぱいいっぱい一緒にいるの。

Sophie: ありがと、 母さん。戦いが終わったらお祭り一緒に回ろうよ。 あたし、 的当て劜たいな。

Pieri: わかったの。血と服が飛び散るのを見た後は、 的が飛び散るのを見るのよ。ピエリたちならきっと、 百発百中なの！

Sophie: もちろんよ！ 楽しみにしてるわ、 母さん！