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- Stage 3 Start:
- 【オフィサー】妙ね、そんな場所に<スレイブ・ドッグ>の兵器工場があるなんて初耳よ。
- 【ノッティー】本当だって、オフィサー。私の<エンジェル・フォックス>のセンサーが間違える事なんてないよ。
- 【ジュリア】確かに、村人も近寄らないような遺跡ならうってつけの場所だわね......。
- 【ノッティー】それにさ、千帆を見失った場所にも近いんでしょ?
- 【オフィサー】......そうね。
- 【ノッティー】やっぱり、千帆は連中に......。
- 【麗】......。
- 【ノッティー】あ、あはは。だ、大丈夫だよね、千帆の事だもん、きっと無事だよ。絶対に......。
- 【麗】オフィサー、千帆は私が責任を持って連れて帰ります。
- 【麗】出撃を許可して下さい!
- 【オフィサー】駄目よ、麗。あなた一人を出すわけにはいかないわ。
- 【オフィサー】これは<スティール・フォックス>としての作戦任務よ。
- 【麗】......オフィサー。
- 【オフィサー】ただし、兵器工場の破壊が優先目標だという事を忘れないで。いいわね?
- 【オフィサー】作戦説明を行う。
- 【オフィサー】目標はマナオスより北部、30マイル進んだ遺跡にあると思われる<スレイブ・ドッグ>の兵器工場である。
- 【オフィサー】ジュリア、ノッティー、ラーニャの3人は敵工場施設の破壊と共に、念の為、奪われた核の捜索を行う事。
- 【オフィサー】麗、あなたはジュリアから工場制圧確認後に、10分間だけ千帆を捜索する時間を与えるわ。いい? 10分間だけよ。
- 【麗】了解。
- 【オフィサー】よし、各機はただちに出撃準備にとりかかれ。
- 【ジュリア】麗、敵の航空部隊は私らにまかせて。
- 【ノッティー】千帆の事なら心配いらないよ。あの娘ならきっと無事だって。
- 【麗】......ありがとう。みんな。
- Stage 3 Mission
- 【ジュリア】こちら“エアロ・フォックス”、今から工場施設の制圧を開始する。
- 【麗】....何っ!?
- 【麗】....これは!
- 【麗】未完成品の新型機....?
- 【麗】くっ! こ、こいつ動けるの!?
- 【麗】....腕が付いて無ければ、新型だってやれるはず!
- 【麗】?
- 【麗】千帆のシュペル・フォックス!
- 【麗】....千帆! 無事かい!?
- 【千帆】れ、麗....私....。
- 【麗】エ エリカ!
- 【エリカ】麗....よほど、その女が大切なのね。
- 【麗】エリカ! 千帆に何をしたの!
- 【エリカ】....ウフッ、彼女に直接聞いたらどうなの。
- 【麗】....エリカ!
- 【エリカ】くっ....。
- 【エリカ】プロテクト・モジュールがやられたか....。
- 【麗】エリカ....!
- 【エリカ】麗....。
- 【エリカ】残念だけど、この勝負....あなたの勝ちね。
- 【麗】!
- 【麗】逃げる気なの! エリカ!
- 【麗】....。
- 【千帆】....れ、麗。
- 【千帆】わ、私のために....ごめんなさい。
- 【麗】千帆....。
- 【麗】....さあ、みんなのところに帰ろう。
- 【千帆】....でも....私....。
- 【麗】いんだ....もう、いんだよ。
- 【千帆】....麗。
- Stage 3 End
- 【オフィサー】二人とも無事だったようね。
- 【千帆】......申し訳ありませんでした。オフィサー。
- 【千帆】私の身勝手な行動の為に......みんなに迷惑をかけてしまい......。
- 【千帆】......ごめんなさい。
- 【オフィサー】命令違反を犯したあなたには作戦メンバーから外れてもらわなければならないわ。
- 【オフィサー】......本来ならばね。
- 【千帆】......オフィサー。
- 【オフィサー】軽率な行動、よく反省しなさい。いいわね?
- 【千帆】......はい。
- 【千帆】あ、あの......ありがとうございます。
- 【オフィサー】私はね、千帆、あなたを作戦メンバーから外す考えでいたの。
- 【オフィサー】でも、その事に反対する意見があって、今回の事は見送る事にしたのよ。
- 【オフィサー】そうよね、ラーニャ?
- 【千帆】......ラーニャ。
- 【千帆】....ありがとう。ラーニャ。
- 【ラーニャ】礼などいらない。私はただ作戦メンバーの戦力が欠ける事に反対しただけだ。
- 【ジュリア】本当、素直じゃないんだから......。
- 【ラーニャ】何ですって?
- 【ジュリア】別に。
- 【ノッティー】うふふっ......ラーニャ、照れているんだよ。
- 【オフィサー】......そういう事だから、千帆、あなたには今後も作戦メンバーとして働いてもらうわ。
- 【オフィサー】いいわね?
- 【千帆】はい。
- 【オフィサー】以上よ......。
- 【ジュリア】そういえば、オフィサー、例の物、どうなりました?
- 【オフィサー】あれだけの量よ、そう簡単には調べ終わらないわ。
- 【麗】オフィサー......例のものって?
- 【オフィサー】ジュリアが兵器工場で入手した資料よ。
- 【ジュリア】手ぶらで帰るのも何だったんで、連中が処分し損なったのをぶんどってきたの。
- 【ジュリア】何かの手がかりになるといいんだけどね。
- 【オフィサー】ええ、そうね。
- 【オフィサー】いずれにしても、奪われた核が発見できない現在では、どんなわずかな手がかりでも頼るしかないわ。
- 【オフィサー】各国の支援があれば、それももっと楽になるのだけれど。
- 【ジュリア】相変わらず、緊急閣議の回答は延期になったままなんですか?
- 【オフィサー】らしいわ。
- 【オフィサー】核が連中の手に落ちた事で、どの国も慎重になっているのよ。
- 【オフィサー】でも共同作戦の合意が遅れている原因は他にあるらしいわ......。
- 【オフィサー】......とりあえず以上よ。解散。
- 【千帆】ごめんね......麗。
- 【麗】バカ......なんであんな勝手な事をしたの。
- 【千帆】......私......知りたかった。
- 【千帆】麗の事......あの人の事......。
- 【麗】......いいよ、千帆。もう何も言わなくても......。
- 【麗】私の方も悪かったんだ......。
- 【麗】千帆の気持ちもわからずに......ごめん。
- 【千帆】ううん......。
- 【麗】......私のせいで、辛い目にあわせちゃったんだもの。
- 【麗】エリカさえ......現れなかったら......。
- 【千帆】ねぇ......麗。
- 【千帆】あの人......麗の本当のお姉さんじゃないの?
- 【麗】......。
- 【麗】そうか......話、聞いたんだね。
- 【千帆】......本当の事、話してくれる?
- 【麗】......ああ。もう隠さないよ。
- 【麗】エリカは私の本当の姉じゃない。
- 【麗】私たちが姉妹のように育てられたのは、エリカの父親と私の父さんにある事があってね。
- 【麗】私が生まれる前、二人とも軍の特務部隊として、ある国で機密作戦に加わっていた時期があったんだ。
- 【麗】世界条約が結ばれる以前の、混乱した時代......そう、あの最後の災いが起きる少し前にね......。
- 【麗】その任務の遂行中、父さんたちは敵の罠にかかって、部隊は全滅しかけたの。
- 【麗】後方支援も無く、機密作戦の為、救助の連絡も取れず、父さんの仲間は大勢死んでいった。
- 【麗】......でも、部隊の指揮官の捨て身の活躍で父さんたちは生き残った。
- 【麗】父さんの上官だった人......それがエリカの父親だったの。
- 【麗】片親だったエリカは一人ぼっちになって......。
- 【麗】それを私の父さんが引き取ったんだ......。
- 【千帆】......。
- 【麗】だから、エリカが私を憎む気持ちはわかるよ......。
- 【麗】それまで本当の姉妹以上だった。それが嘘だって事が......ましてや私の父さんの身代わりになった事を知ったら当然かもしれない。
- 【千帆】麗は最初から知っていたの? エリカが本当の姉さんじゃないって事を?
- 【麗】まさか......。そんな事を知っていたら、姉さんのように慕うなんて出来なかったよ。
- 【麗】そこまで私、起用じゃないもの。
- 【麗】私がその事に気がつきはじめたのは、もう少し後だった。
- 【麗】私は父さんに似ていたけど、エリカは父さんにも母さんにも似てなかった。エリカはもっと前にその事に気付いていたらしいけど。
- 【麗】でも、本当の事を聞かされたのは、エリカが軍に入ってからだった。
- 【麗】そして......今ではお互い......。
- 【千帆】......。
- 【麗】......これが私とエリカの関係。
- 【千帆】......麗。
- 【千帆】ありがとう......。
- 【麗】?
- 【千帆】本当の事......話してくれて。
- 【千帆】私......聞いちゃいけない事だとは思わなかったから。
- 【麗】......いいさ、別に。
- 【麗】もう済んだ事だしね。
- 【千帆】......ううん。
- 【千帆】本当は、あの人、今でも麗の事が好きよ。
- 【千帆】......麗、あなたもそう。
- 【麗】......千帆。
- 【千帆】でも......私、別に何とも思わないから。
- 【千帆】例え、あの人と本当の姉妹以上に愛し合っていたとしても、私、平気だよ。
- 【千帆】それほど、わがままじゃないもの......。
- 【麗】千帆......。
- 【麗】ごめん......。
- 【麗】......もう少し時間が必要かもしれない。
- 【麗】エリカとの決着をつける時間が......。
- 【千帆】......麗。
- 【麗】......。
- 【麗】汗......流そうか?
- 【千帆】......うん。
- 【千帆】あっ......麗......。
- 【麗】ごめん、傷......痛む?
- 【千帆】......ううん。大丈夫。
- 【麗】......こういう事するの......嫌だったかな?
- 【千帆】そんな事ないよ......。
- 【千帆】......私、嬉しい。
- 【千帆】麗と二人きりで......こうしていられる事が出来て。
- 【麗】......私もだよ。
- 【麗】ねぇ......千帆。
- 【千帆】何?
- 【麗】......今度はあんたの方が話してくれる?
- 【麗】あなたの事に関して......。
- 【千帆】私の話だったら、今まで話した通りよ。
- 【麗】今まで通りって、<ネオ・ロジック>社で働いている事、以外、何も知らないもの。
- 【麗】両親の事とか......なぜ<ネオ・ロジック>社で働いているかとか......色々知りたい事があるよ。
- 【千帆】親は......母さんだけ。
- 【千帆】それも、ずっと離れて暮らしているから、もう何年も会ってないわ......。
- 【千帆】<ネオ・ロジック>に入った頃から、ずっと......。
- 【麗】そんなに長く?
- 【千帆】うん......。
- 【千帆】私の母さん、<ネオ・ロジック>社の技術開発部で働いているの。
- 【千帆】......そらのコロニーで。
- 【麗】へぇ、親子で<ネオ・ロジック>に勤めているなんて......凄いじゃない。
- 【麗】わざこんな危険な任務を選ばなくたって、いいのに......。
- 【千帆】......でも、それが私の役目でもあるの。
- 【千帆】それに、何より母さんが望んでいる事だから。
- 【麗】......そうなんだ。
- 【千帆】ダメ......麗......。
- 【千帆】......止めないで。
- 【麗】あ......うふふっ。ごめん。
- 【千帆】......はぁ。
- 【麗】......どう?
- 【千帆】あっ......あんっ......。
- 【千帆】麗の指......あ、熱い......。
- 【麗】熱いのは......あなたのほうだよ......千帆。
- 【千帆】......馬鹿。
- 【麗】嘘......私も......熱いよ......。
- 【麗】千帆......。
- 【麗】好きだよ。
- 【千帆】......あっ......れ、麗。
- 【麗】......おいで......千帆。
- 【千帆】はぁぁっ......!
- 【麗】いい? 千帆?
- 【千帆】あっあぁ......し、して......。
- 【麗】じゃあ......こっちから。
- 【千帆】......っはぁ......あぁん。
- 【麗】かわいいよ......あんたの胸......。
- 【千帆】あっ......れ、麗......い、いいっ......。
- 【千帆】......はぁぁっ......。
- 【麗】うふっ......こっちもしようか?
- 【千帆】あっ......はぁっ......う、うん。
- 【麗】あっ......凄い......こんなに溢れている......。
- 【千帆】っはぁぁ......あっ......あぁっ!
- 【千帆】......だ、だめぇ......あっ!
- 【千帆】あ、あっ! ......せ、切ないの......れ、麗......。
- 【麗】あっ......千帆。
- 【千帆】も、もっと......お願い......。
- 【千帆】れ、麗の......熱いのを感じたい......。
- 【麗】ほら......千帆の中に......感じるでしょう。
- 【千帆】はぁ......麗の......指......は、入ってくる......。
- 【千帆】あぁっ......はぁっ......。
- 【麗】感じる?
- 【千帆】う、うん......あっ......と、とても......熱い......。
- 【千帆】......あぁ......はぁぁ......。
- 【千帆】れ、麗......わ、私......。
- 【麗】いきそうなんだね?
- 【千帆】はぁっ......はぁ、はぁ。
- 【千帆】......あぁっ! 麗!
- 【麗】千帆......。
- 【千帆】麗! す、好きっ!
- 【千帆】......好きなの! れ、麗!
- 【麗】......私もだよ。
- 【千帆】あっ! あぁっ!
- 【千帆】いっ......いいぃっ!
- 【千帆】麗ぃっ!
- 【麗】千帆......。
- 【千帆】あ!あぁ!
- 【千帆】す、好き!
- 【千帆】れ、麗っ!
- 【千帆】はぁ、はぁ......!
- 【千帆】あっ! あぁぁーーー!
- 【千帆】はぁ、はぁ......。
- 【麗】......綺麗だったよ、千帆。
- 【千帆】......はぁ、はぁ。
- 【千帆】れ、麗......。
- 【千帆】......本気で......私の事を......。
- 【麗】......うん。
- 【麗】好きだよ......千帆。
- 【千帆】......麗。
- 【麗】私に用ってオフィサー、どうしたんですか?
- 【オフィサー】麗、すぐ出られて?
- 【麗】......?
- 【麗】どうしたんですか、オフィサー?
- 【オフィサー】緊急を要するの。すぐにエイジアの択捉島に向かってちょうだい。
- 【麗】エイジアに?
- 【オフィサー】エイジアの演習部隊が<スレイブ・ドッグ>の襲撃を受けているのよ。
- 【オフィサー】“ゼロ・フォックス”以外は整備中なので、あなたに行ってもらうしかないの。
- 【麗】わかりました。
- 【ラーニャ】いいんですか、オフィサー? <ネオ・ロジック>社からの指示を待たなくて?
- 【オフィサー】この任務は私の独断で決定した事よ。ゴールドマンの判断を待つ必要は無いわ。
- 【ジュリア】オフィサー......何かあるんですね?
- 【オフィサー】......。
- 【ラーニャ】演習って、いったい何の演習なんですか?
- 【オフィサー】......どのみち、あなたたちに秘密にしていても仕方がないわね。
- 【オフィサー】いいわ、全て話すわ。
- 【オフィサー】ただし、深い詮索はしないと約束して。いいわね?
- 【オフィサー】各国共同の極秘プロジェクト「ディフェンダー計画」の試験が、そこで行われているの。
- 【ノッティー】......「ディフェンダー計画」?
- 【オフィサー】ええ。各国共同でアサルト・ギアを開発する計画よ。
- 【オフィサー】「ディフェンダー」とはそのアサルト・ギアのコードネームなの。
- 【ジュリア】じゃあ、そのアサルト・ギアの運用試験をエイジアで行っているというんですか?
- 【オフィサー】そうよ。
- 【ラーニャ】初耳だわ......そんなプロジェクトがあったなんて。
- 【ラーニャ】......だいたい、私たちがいるのに、なんで、そんなプロジェクトがあるんです?
- 【ラーニャ】<スレイブ・ドッグ>のせん滅は、私たちの仕事じゃなかったんですか?
- 【オフィサー】私たちがどんなに優秀な装備を持っていても、数の上では非力である事はいなめないもの。
- 【オフィサー】<スレイブ・ドッグ>に対抗するには本格的な戦力が必要なの......各国の力が。
- 【ラーニャ】私たちがどんなに頑張ってみたところで、所詮は局地的な勝利でしかないという事......そういう事なんですね。
- 【オフィサー】ええ......確かにあなたの言うとおりかもしれないわ。
- 【オフィサー】でもね、私たちが存在するという意味は、決して無駄な事では無いのよ。
- 【オフィサー】それだけはわかって頂戴。
- 【オフィサー】とにかく「ディフェンダー計画」を、失敗に終わらす訳にはいかないわ。
- 【オフィサー】麗......お願いね。
- 【麗】了解。
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