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Guest User

Karin Scenario

a guest
Aug 3rd, 2015
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  1. 私は三好夏凜。
  2. 選ばれた勇者として、今日も讃州中学で活動中。
  3. …なんだけど。
  4. 【友奈】「あわわわ。もうすぐ試験だ、どうしよう」
  5. 【東郷】「どうするもなにも、普段の勉強の成果を見せれば問題無いわ友奈ちゃん」
  6. にっこりと東郷が笑う。
  7. 【友奈】「ごもっともだけど…ちょっと今回はきついかなぁーって」
  8. 【東郷】「目標は70点よ友奈ちゃん」
  9. 【友奈】「…うわぁん大親友の目標点数がキビシイ」
  10. 【友奈】「もう少しまけて…東郷さん」
  11. 【東郷】「言ったでしょ?勇者も勉強も両立って」
  12. 【友奈】「うぅぅ。おのれバーテックス」
  13. 【夏凜】「まぁせいぜい頑張りなさい友奈」
  14. 【東郷】「夏凜ちゃんだって、ある程度は結果出さないと」
  15. 【夏凜】「うっ。私達は勇者だから別に試験の成績なんて…」
  16. 【東郷】「風先輩が言ってたよね?日常生活に勇者部活動のしわよせがきてしまったらそれは結局バーテックスの被害を受けているわけで、完全勝利とは言えなくなると」
  17. 【東郷】「だから頑張りましょう、2人とも」
  18. 東郷はまたも、にっこりと笑った。
  19. 【夏凜】「いやぁ東郷って笑うとある意味迫力あるよね」
  20. 【友奈】「うん。時々ほんのちょっぴり怖い時があって。今回は70点以下だと、その時々にあてはまりそう」
  21. 【夏凜】「しゃーない。東郷の言ってる事も一理ある」
  22. 【夏凜】「付け焼き刃だけど、やらないよりましか」
  23. 【友奈】「おぉ、夏凜ちゃん勉強するんだね。よーし私も頑張る」
  24. 【友奈】「あっ、どうせなら一緒にやらない?」
  25. 【夏凜】「ゆ、友奈と一緒に勉強?」
  26. 【友奈】「私と夏凜ちゃんが組めば、確変が起きるよきっと!」
  27. 【夏凜】「…ふん」
  28. 【夏凜】「しょうがないわね。そこまで言うなら、いいけど」
  29. 【友奈】「試験は来週で今が週末…なら!今日は夏凜ちゃん家にお泊まり合宿!」
  30. 【夏凜】「え、会場うち?しかも泊まり?」
  31. 【友奈】「じゃあ夕方になったらいくね!」
  32. 【夏凜】「あ、ちょっと…!もう…うちで勉強?」
  33. ―そして夕方。
  34. ……というわけで今日、友奈が泊まりにくる。
  35. 【夏凜】「ええと…何か準備とかいるんだっけ?」
  36. はじめての経験なので、何をすればいいか。
  37. サプリは各種あるから食べ物には困らない。
  38. 服は、友奈が自分で持ってくるだろうし。
  39. 【夏凜】「…なにもしなくて、大丈夫…かな?」
  40. 勉強するであろう机をじっとみる。
  41. 【夏凜】「まぁ一応…これぐらいは」
  42. ふきふきふきふき←掃除中。
  43. 【夏凜】「飲み物はまぁ、水でいいわよね」
  44. 【夏凜】「…うん、準備はこれぐらいで、いいのかしら」
  45. 後は友奈を待つだけ。
  46. 【夏凜】「………そろそろかな」
  47. …………。
  48. 【夏凜】「………はっ!?」
  49. というか、私は何故こんな待ってます的な感じで正座をしているのか?
  50. 【夏凜】「ば、馬鹿らしい。トレーニングでもしてよ!」
  51. 【夏凜】「だいたい勉強会なのになんでちょっと浮かれ気味になってるのよ私は!」
  52. 【夏凜】「鍛練鍛練!ぉおおおおお!!!!」
  53. だいたい、夕方ぐらいって時間が漠然としすぎだ。
  54. ぽわーっとしている友奈っぽい。
  55. 【夏凜】「ふん!罰としてチャイム押しても、すぐ出てあげない」
  56. ぴんぽーん。
  57. だだだっ!
  58. 【夏凜】「ったく、遅いじゃない!」
  59. 【友奈】「ごめんごめん、兵糧買ってきたんだ、ほら」
  60. お菓子が入った袋をかかげる。
  61. 【夏凜】「勉強会なんだからね、勘違いしちゃだめよ」
  62. 【友奈】「勉強は頭を使うからね。甘い物必須☆」
  63. 【友奈】「っていうか夏凜ちゃん汗だく」
  64. 【夏凜】「誰かさんが遅いから筋トレしてたのよ」
  65. 【友奈】「それは失礼しました!じゃあ私も筋トレする!」
  66. 【友奈】「…はっ!!」
  67. 【東郷】「友奈ちゃんの点数、楽しみだな」
  68. 【友奈】「…ってノリでいきたいけど今日は普通に勉強するよ…」
  69. 【友奈】「お邪魔しまーす」
  70. 【夏凜】「私からもおやつを提供しておくわ。煮干し」
  71. 【友奈】「勉強と相性よさそうだね」
  72. 問題は、どの科目から取り組むか?
  73. 【友奈】「あえて、あえての数学!」
  74. 【夏凜】「ふっ、いい度胸だわ」
  75. 【友奈】「変身して勉強したりすると効率あがらないかな?」
  76. 【夏凜】「いいから普通にやるわよ」
  77. 【友奈】「はーい。私は勇者になる!じゃなくて、勉強をやる!」
  78. 【風】「あらあら、今日は友奈、夏凜の家にお泊まりなのね」
  79. 【樹】「勉強会ってメッセージ流れてきたね」
  80. 【風】「まぁ集中力はあるコンビだから意外といいかもね…それ以上に脱線の危険もあるけど」
  81. 【風】「で、樹は勉強大丈夫?」
  82. 【樹】「う、うん。なんとか…ぎりぎり…いける…かなと」
  83. 【風】「あらら不安げ。しょうがない、ここはアタシが一肌脱ごう!」
  84. 【風】「さぁどの科目が分からないの?教えてあげる」
  85. 【樹】「えとね。数学と…国語と…歴史と…」
  86. 【風】「妹も結構重症だったわ!」
  87. 勇者部はSNSで情報を共有している。
  88. 友奈が夏凜の家に泊まる事は東郷も把握していた。
  89. 【東郷】「…友奈ちゃん、ちゃんと勉強できてるかな」
  90. 【東郷】「…ちょっとメッセージ送ろう。大丈夫…?と」
  91. …………………。
  92. 【東郷】「…返事がない。ということは集中しているということね」
  93. 【東郷】「一安心だけど、少し寂しかったり…」
  94. ―深夜。
  95. 【友奈】「……いょぉおし、ノルマ、終わり!」
  96. 【夏凜】「こっちも五分前に終わったわ」
  97. 【夏凜】「友奈、ここぞという時は集中力あるわね。端末とか鳴ってたの気付かなかったでしょ」
  98. 【友奈】「え、あ、本当だ。東郷さんからきてる」
  99. 私自身は、集中力を高める訓練もしたのでいざとなれば付け焼き刃でバーストできる。(編入試験の時もそうして高得点だった)
  100. でも友奈も、きっちり自分のノルマをやっていた。
  101. 父親から武道を習っていたらしいので、そういう所で身についているのかもしれない。
  102. 【友奈】「いやーどっと疲れたよ。手もだるい」
  103. 【夏凜】「はかどった証拠ね。今日はもうやめましょう。だらだらとやっても仕方無いわ」
  104. 【友奈】「そうだね。明日またやろう」
  105. 【友奈】「…ふわっ!もうこんな時間!お腹減ったわけだ」
  106. 【夏凜】「煮干しを食い尽くして餓えを誤魔化してたわけだからね」
  107. 【夏凜】「サプリならあるけど、さすがにサプリだけじゃきついか」
  108. 【友奈】「お菓子と一緒にこれ買ってきたんだ」
  109. 【友奈】「どじゃーーん。ラァァァァメェェェェェン!!」
  110. 【夏凜】「お、うどんじゃないのね」
  111. 【友奈】「たまにこっちも食べたくなるんだよね」
  112. 【友奈】「ということで、これ2人で作ろう。簡単だから」
  113. 【友奈】「冷蔵庫にある食材使っていい?」
  114. 【夏凜】「いいけどロクなもんないと思う」
  115. 【夏凜】「煮干しが切れたのは誤算だわ。まさにラーメンとあいそうだったのに」
  116. 【友奈】「ベーコン選手とソーセージ選手を発見。両方とも四番を打てる逸材だよ」
  117. 【夏凜】「肉類はとりあえず口にすると元気でるときあるからね」
  118. 【友奈】「夏凜ちゃんってば肉食系だ」
  119. 【友奈】「ではこれに私が買ってきた卵とほうれん草をくわえてオリジナルラーメンで」
  120. 【夏凜】「なによ、なかなか美味しそうじゃないのよ」
  121. 【友奈】「よーしクッキング開始!私達はコックになーる!」
  122. …………。
  123. 【友奈】「ずんたった♪ずんたった♪半熟ゆで卵完成ー」
  124. 【夏凜】「ほうれん草とかベーコン、切ったわよ。刃の扱いなら任せときなさい」
  125. 【友奈】「栄養にいいラーメンができそうだね」
  126. 【夏凜】「いいわね、この全然大変な事してないのに何か作ってる感!」
  127. 【友奈】「どんどんお腹が空いてくるね。…この空腹こそが最大のスパイスなのだよ…」
  128. 【夏凜】「誰よ」
  129. 【風】「ん、メッセージ?なになに、気がついたらこんな時間だから即席で作ったラーメンを食べる…か」
  130. 【風】「ふふ、頑張ったみたいじゃない夏凜と友奈。お、ラーメンの画像ついている」
  131. 【風】「んがっ!美味しそう…こ、これは夜食テロルだわ」
  132. 【風】「しかし、もうすぐ寝るというのに腹に物をいれるなんて女子としてやってはいけない禁忌…あぁ、分かっていながらも…カップ麺のフタを開けていくぅ!」
  133. 【樹】「…」
  134. 【風】「何よ樹、その生温かい視線。お姉ちゃんを助けて!」
  135. 【東郷】「…ぐすっ、やっぱりいいわ…昭和の映像は…胸に響く」
  136. 【東郷】「あら、メッセージ…友奈ちゃん、頑張ったみたいね」
  137. 【東郷】「…でも楽しそうでいいな。私もいけば良かった」
  138. 【夏凜】「…ずぞぞ…うまっ。いけるじゃないこのラーメン」
  139. 【友奈】「卵いれてるから。腹持ちもいいんだよね」
  140. 【夏凜】「前に即席ラーメン食べた事あるけど、こんなに美味しくなかったわ」
  141. 【夏凜】「自分達で一手間くわえたから…かな?」
  142. 【友奈】「それもあるし、二人で一緒に食べてるし」
  143. 【夏凜】「…そっか。二人で食べてるから、か」
  144. 【友奈】「結城友奈、汁まで飲んでしまいます!」
  145. 【夏凜】「…あ、ところで、一応あんたお客様なんだからベッドで寝なさいよ」
  146. 【夏凜】「私は床で寝るから」
  147. 【友奈】「ううん」
  148. 【夏凜】「言うと思った。でも客なんだからさ、一応」
  149. 【友奈】「そうじゃなくて夏凜ちゃんもベッドで寝ればいいよ」
  150. 【夏凜】「!?」
  151. 【夏凜】「まったく友奈は何を言い出すか分からないわ」
  152. 【夏凜】「シャワーに乱入してこないでしょうね…」
  153. 人なつっこいというか、なんというか。
  154. ちょっと不思議な存在だ。
  155. …しかし、お泊まり会もはじめてなのに同じベッドで寝ることになるとは。
  156. 【夏凜】「…って、なんで緊張してんの、意味不明意味不明!!」
  157. 熱いシャワーを豪快に浴びた。
  158. 【夏凜】「やっぱこれちょっと…せまくない?」
  159. 【友奈】「そう?十分だと思うけど」
  160. 【夏凜】「まぁ、あんたがそれでいいなら…いいけど」
  161. 【友奈】「でも私、夏凜ちゃんとこうしたかったんだ」
  162. 【夏凜】「んなっ!?」
  163. 【友奈】「色々とお喋りしたかったから」
  164. 【夏凜】「…お喋りったって。そんなネタないわよ」
  165. せいぜいトレーニングとサプリぐらいだ。
  166. 【夏凜】「…むしろ。こっちが友奈に聞きたいぐらいだわ」
  167. 【友奈】「なんでも聞いて。押し花トーク?」
  168. 【夏凜】「あ、そういえばなんで押し花好きなの」
  169. 【友奈】「うん、両親に教わったの!あれ終わっちゃった!…ごめんね広げられなくて」
  170. 【夏凜】「いい親御さんじゃない」
  171. 【友奈】「他に質問ない?次こそ広げる」
  172. 【夏凜】「…じゃあ」
  173. 【夏凜】「友奈、クラスで友達多いじゃない?あれ…なんか、コツみたいのいるの?人付き合いがうまくなるコツ…」
  174. 【友奈】「え、私そんなにうまくないよ。皆が仲良くしてくれるだけだよ」
  175. 【夏凜】「…うまい人は皆そうやって謙遜するのよ」
  176. 【夏凜】「まぁ別にいいけどね。この質問は忘れて」
  177. 【友奈】「勇者くすぐり!」
  178. こちょこちょ!!
  179. 【夏凜】「あははは!ちょっ、い、いきなりなによ」
  180. 【友奈】「せっかくのお泊まり会なのに暗い顔してたんだもん」
  181. 【夏凜】「う~悪かったわね」
  182. 【友奈】「…さっきの話の続きだけど」
  183. 【友奈】「私ね、小学生の頃にちょっとした事で喧嘩してそれであんまり口をきかなくなった女の子がいるんだ…」
  184. 【夏凜】「え、うそ、友奈が?」
  185. 【友奈】「丁度クラス替えの時期でさ。別々のクラスになっちゃったから仲直りのタイミング逃しちゃって…」
  186. 【友奈】「そうこうしているうちに、その子転校しちゃった」
  187. 【友奈】「で、転校する前にお手紙もらったの。謝れなくてごめんね、結城さんのこと好きでしたって書いてあって…」
  188. 【夏凜】「…それはなんかきついわね」
  189. そっか友奈もそういう事あるんだ。
  190. 【夏凜】(こ、こういう時はあれよ、よしよしって慰めてあげなきゃね…!)
  191. 【友奈】「だから私…転入先を聞いて、夏休みに会いに行ったの」
  192. 【夏凜】「行ったんかい!…その行動力はさすがだわ」
  193. 【友奈】「お父さんに相談したら許可してくれてね。学校はそういう人間関係を学ぶところだから、大いに結構、行ってこい行ってこい、ワハハ!って」
  194. 友奈の父らしいパワフルさだった。
  195. 【友奈】「それで完全に仲直りしたの」
  196. 【友奈】「そもそも、なんで喧嘩しちゃったんだろうねって仲直りしたあと、二人で呆れたよ」
  197. 【夏凜】「…友奈…そんな経験あったんだ」
  198. ふいに、自分の事を話したくなった。
  199. 友奈になら、話してもいい。
  200. 聞いて欲しいと思った。
  201. 【夏凜】「ちょっと私の話、聞いてもらえる?」
  202. 【友奈】「うん!」
  203. 【夏凜】「実は私ね…兄貴がいるのよ。三好春信っていう…」
  204. 【友奈】「えぇ!?そうだったの」
  205. 【夏凜】「優秀な兄貴でさ。はやくも大赦の内部で働いてるし」
  206. 【友奈】「おぉ、エリートさんだ。自慢のお兄さんだね」
  207. 【夏凜】「優秀すぎてね…我が兄貴ながら。成績は常にトップ、品行方正で所属のサッカー部はインターハイ優勝、俳句を詠めば県の大賞に選ばれるし」
  208. 【夏凜】「家の廊下にさ、親は兄貴の描いた絵は飾るけど私の描いた絵は飾らないの」
  209. 【夏凜】「そりゃ、兄貴と違って褒められた絵じゃないけど普通、一枚ぐらい飾っていいもんでしょ」
  210. 【夏凜】「こんな風に親が完璧超人の兄貴ばっかり目をかけててさ」
  211. 【夏凜】「…………悔しかった、すごく」
  212. 【友奈】「夏凜ちゃん…」
  213. 【夏凜】「出来た兄貴だから、色々フォローしてくれるんだけど。それが、また…なんか精神にきたわ」
  214. 【夏凜】「でもそんな私にも、チャンスが来た…!適性検査で勇者の資質、ありってね」
  215. そこからはもう、がむしゃらに自分を鍛え上げた。
  216. 才能の塊である兄貴に並び立つように認められるには、努力でカバーするしかない。
  217. 体力をつけるために、血が出るまで走り続けて。
  218. 手の皮がめくれて骨が見えるまで素振りした。
  219. ―その結果。
  220. 私は勇者としての選抜試験に合格することができた。
  221. やがて大赦からひとつの携帯端末が支給された。
  222. バーテックスが襲来するまで、神樹様はどの適格者に自分の力を与えるか分からない。
  223. しかしこの端末は、かつて勇者が所有していたもの。
  224. 適性が持つ者が所持していれば必ず変身が出来るという特別パスの携帯端末だった。
  225. 選ばれた勇者として大赦でより本格的なトレーニングを積み、実戦を待った。
  226. 【夏凜】「ここまできたら、後は結果を出すのみ」
  227. 【夏凜】「私は勇者として一体でも多くのバーテックスを殲滅する」
  228. 【友奈】「でもお兄さんが大赦の内部で働いているってなんか心強いね」
  229. 【夏凜】「全然連絡はとれてないわ。大赦の中枢なんてトップシークレットだしね」
  230. 【友奈】「そっか…」
  231. 【夏凜】「……なんか熱く語っちゃってごめんね。だから何だって感じなんだけどさ」
  232. 【夏凜】「誰にも話さないって決めてたけど、なんか友奈にはいいかなって…」
  233. 【友奈】「あはは、なんか照れるなぁ、ありがと」
  234. 【友奈】「バーテックスを全部倒せば、これ以上ない結果っていえるよね。頑張ろ」
  235. 【夏凜】「ええ。何が何でも殲滅してみせるわ」
  236. 週明け月曜日。
  237. 【東郷】「友奈ちゃん、お泊まり会はどうだった?」
  238. 【友奈】「勉強、ばっちりしといたから、もう安心!」
  239. 【東郷】「それは良かった」
  240. 【友奈】「うん、夏凜ちゃんと色々と話せて楽しかったし!」
  241. 【友奈】「またお泊まり会するって約束したし」
  242. 【東郷】「…」
  243. 【友奈】「あぁ、次のお泊まり会が楽しみ」
  244. 【東郷】「そう。目標は80点ね」
  245. 【友奈】「……あれ、点数あがってない?」
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