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- Stage 2 Start Text:
- 【デーニッツ】よく来たエリカよ。北ヨーロッパでの貴様の働きには、大変満足しておる。
- 【エリカ】ありがとうございます、将軍。
- 【エリカ】将軍から与えられた恩恵に報いる為にも、我が<スレイブ・ドッグ>の勝利の為に、今まで以上に力を尽くすよう努力致します。
- 【デーニッツ】フフッ......頼もしい言葉だ。
- 【デーニッツ】まあ楽にしろ。
- 【デーニッツ】お前をこの艦に呼んだ理由はわかっておるな?
- 【エリカ】新たな任務......ですか?【デーニッツ】うむ。貴様にはパナマ運河の作戦に出てもらう。
- 【デーニッツ】我が軍の精鋭・海兵部隊<イエローストライプ>と協力し、パンアメリカーナの軍港を攻撃するのだ。
- 【エリカ】パンアメリカーナの?
- 【デーニッツ】そうだ。我が軍の計画に重要な意味を持つ作戦となる。
- 【デーニッツ】情報によると、パンアメリカーナは世界条約で禁止されているはずのSLCM登載の原子力潜水艦を保有しているという。
- 【エリカ】SLCM......?
- 【デーニッツ】巡航ミサイルだ。
- 【エリカ】巡航ミサイル......。
- 【エリカ】まさか、核弾頭登載型のですか?
- 【デーニッツ】そうだ。30年前の条約で全ての核を廃棄せず、こっそり隠しもっていたのだ。
- 【デーニッツ】我々はその原潜を奪い、パンアメリカーナに対する他国の不信感をあおり......
- 【デーニッツ】その後、その核を用い奴らの頭上に正義の鉄槌を下すのだ。
- 【エリカ】将軍、まさか核を......。
- 【デーニッツ】無論、実際に核を使用するか否かは、状況しだいであるが、各国の愚民共を抹消する為なら私はためらわぬつもりだ。
- 【デーニッツ】秩序と統率が支配する我が理想境を築くためならば、私は悪魔となる覚悟である。
- 【デーニッツ】もっとも、今回の核強奪は、各国間の協調を乱す事が第一の目的であるがな。
- 【エリカ】各国の協調を?【エリカ】4ヶ国共同軍の実現があるというのですか?
- 【デーニッツ】小規模の部隊であるが、既に我が部隊と交戦したという事実が報告された。
- 【デーニッツ】<スティール・フォックス>と呼ばれる、機動強襲艦と新型アサルト・ギアを装備している特殊部隊らしい。
- 【デーニッツ】その部隊によって、我らの北アメリカ施設が奇襲を受け、壊滅させられたのだ。
- 【エリカ】壊滅......ですか?
- 【デーニッツ】うむ。残念ながらな。
- 【デーニッツ】さらにDr.ブレナンも奪われた。
- 【デーニッツ】もっとも、既に博士から必要な情報は入手してあるので、計画に支障をきたす心配は無い。
- 【デーニッツ】あとは核を奪い、博士から入手した情報通りに核の破壊力を高める三重水素の加工作業を行えばよい。
- 【デーニッツ】それまでは各国が今以上協調する機会を与えないようにしなくてはならん。
- 【デーニッツ】わかるな?
- 【エリカ】はい将軍。計画の障害となる<スティール・フォックス>は、私にお任せ下さい。
- 【エリカ】各国が協力しあう事が無駄である事を思い知らせてやります。
- 【デーニッツ】頼んだぞ、エリカよ。
- 【デーニッツ】貴様に頼りになる部下を2名つけよう。
- 【アンジュ】アンジュと申します、以後、あなたの忠実なる下僕として何なりとご命令を与えて下さい。
- 【エミリー】エミリーと申します。アンジュ共々、あなたの側にお仕え致します。
- 【エリカ】この二人が......ですか?
- 【デーニッツ】フフフッ......まるで人形のようだろう?
- 【デーニッツ】見かけは子供だが、アサルト・ギアのパイロットとしては一級の実力を持っておる。
- 【デーニッツ】特殊な能力を持っているので貴様の役に立つはずだ。好きなように使うがよい。
- 【エリカ】......。
- 【オフィサー】<スレイブ・ドッグ>が動きだしたわ。
- 【オフィサー】情報によると、パナマ運河にあるパンアメリカーナの軍港が、<スレイブ・ドッグ>によって襲撃を受けている模様よ。
- 【ジュリア】でも、何でそんなところを?
- 【オフィサー】わからないわ。【オフィサー】ともかく、我々は現地へ急行し、<スレイブ・ドッグ>の襲撃部隊から軍港を守らなければ。
- 【オフィサー】各自、第一戦闘配備で待機よ。
- 【ラーニャ】待って下さい、オフィサー。
- 【ラーニャ】今回の作戦に千帆も参加させるつもりなんですか?
- 【オフィサー】何か問題があって?
- 【ラーニャ】私は反対です......たとえ戦闘指揮官の麗が別な意見であろうとも。
- 【麗】もちろん、私は千帆を作戦から外すつもりは無いよ。
- 【ラーニャ】どうしてよ? だって千帆はたかがテスト・パイロットでしょ? <ネオ・ロジック>社とどういうつながりがあるか知らないけど。
- 【オフィサー】ラーニャ......。
- 【オフィサー】言葉には気をつけて。
- 【オフィサー】確かに千帆はスポンサーである<ネオ・ロジック>社から派遣されたテスト・パイロットだわ。
- 【オフィサー】でも、作戦訓練の審査をした上で判断した事なのよ。彼女にそれだけの素質があるというね。
- 【ラーニャ】訓練がどうだっていうんです? 実戦経験が浅いパイロットは信用できないと言ってるんです。
- 【オフィサー】ラーニャ、あなたはラシアン国で実戦経験を積んでいるけど、他のみんなは千帆と同様、実戦は初めてのはずよ。
- 【ラーニャ】でも正式に戦う訓練を受けてきたわけじゃないでしょう?
- 【オフィサー】......確かに、それはそうだけど。
- 【ラーニャ】だったらやはり千帆を降ろすべきです。
- 【ジュリア】でも、たかが一回のミスで作戦メンバーから外すのは、どうかと思うわ。
- 【ノッティー】うん、そうだよね。それに代用のメンバーなんてもといないんだしさ。
- 【ラーニャ】あなたたちは経験が浅いから、そんなのんきな事を言ってられるのよ。
- 【ラーニャ】たとえ一回のミスでも、戦場ではそれが全員の命取りになる事だってあるのよ
- 【オフィサー】ともかく......今はそんな事を言い争っている時ではないわ。
- 【オフィサー】ノッティーの言う通り、千帆と<シュペル・フォックス>の戦力抜きには、今の戦術はとれないのだから。
- 【千帆】......。
- 【オフィサー】いい? ラーニャ。この件は麗が反対である以上、もう終わりにして頂戴。
- 【オフィサー】いいわね?
- 【ラーニャ】......。
- 【オフィサー】ゴールドマンからだわ。
- 【ゴールドマン】悪い知らせを......と思ったんだが、取り込み中だったかな?
- 【オフィサー】......構いません、どうぞ。
- 【ゴールドマン】パナマ運河への<スレイブ・ドッグ>の襲撃に関する報告は聞いていると思うが、その理由が判明したんだよ。
- 【ゴールドマン】驚かないでくれ。連中の狙いは、パンアメリカーナの原潜<シーウルフ>だ。
- 【オフィサー】原潜ですって!?
- 【オフィサー】まさか......そんなものが、まだ存在していたなんて......。
- 【オフィサー】......事実なんですか?
- 【ゴールドマン】ああ。この<シーウルフ>って原潜は、前世紀にアメリカ海軍が経済的な理由で開発を打ち切った艦なんだ。
- 【ゴールドマン】つまり実際には存在していないはずの。
- 【ゴールドマン】おそらく非公式に建造を進めて世界条約締結後もそのまま存在しない艦として隠されていたのだろう。
- 【オフィサー】まさか......その艦に核兵器が?
- 【ゴールドマン】戦略型の原潜だ。当然、積んであるだろうね。
- 【ゴールドマン】データによると核弾頭登載型のトマホークミサイルの発射器を12基も備えているらしい。
- 【ゴールドマン】連中の狙いはそれだよ。もしくは艦ごといただくつもりだろうね。
- 【ゴールドマン】旧式だが、発見困難な原潜だ。これを奪われたら最悪の事になる......。
- 【ゴールドマン】君達の艦は今どの位置にいる?
- 【オフィサー】現在、テキサス上空を通過、もうまもなくパナマ運河へ到着します。
- 【ゴールドマン】そうか......後は君達が到着するまで、パンアメリカーナの守備隊がどれだけ持ちこたえてくれるか......。
- 【オフィサー】ええ。
- 【ゴールドマン】ともかく、一刻も急いで連中の阻止に向かってくれ。
- 【ゴールドマン】そして絶対に連中の手に核を渡す事は阻止するんだ。
- 【ゴールドマン】頼んだよ、諸君。
- 【オフィサー】......時間が無いわね。
- 【オフィサー】......。【オフィサー】よし......各自、アサルト・ギアに搭乗し、射出準備にかかれ。
- 【オフィサー】目標10マイル前で、フライトシステム装備の各機をカタパルト射出する。
- 【千帆】待って、麗......。
- 【麗】?
- 【千帆】......あの......さっきはありがとう。
- 【千帆】でも、私一人の為に、チームワークが乱れるぐらいなら、やっぱり私......。
- 【千帆】......それに麗にこれ以上、迷惑かけられないもの。
- 【麗】千帆、あんたが降りたいというんなら、オフィサーと相談するけど、私を気遣っての事なら賛成しないわね。
- 【麗】あんたの正直な気持ちはどうなの?
- 【千帆】......私......一緒に戦いたい。
- 【千帆】戦うのは恐いけど......これ以上、争い事が広がるのは嫌。
- 【千帆】それに、ただのテスト・パイロットとしてじゃなく、他のみんなと同じようになりたい......。
- 【麗】だったらいいじゃないか。【麗】......一緒に戦おう。
- 【千帆】......うん。
- Stage 2 Mission Text:
- 【麗】パンアメリカーナの戦闘機?
- 【パイロット】こちらはパナマ軍港所属の防空隊。
- 【パイロット】基地の守備隊はほぼ壊滅した。生き残りは私だけだ。
- 【麗】シーウルフは?
- 【オフィサー】麗、あなたはジュリアから工場制圧確認後に、10分間だけ千帆を捜索する時間を与えるわ。いい? 10分間だけよ。
- 【麗】了解。
- 【オフィサー】よし、各機はただちに出撃準備にとりかかれ。
- 【ジュリア】麗、敵の航空部隊は私らにまかせて。
- 【ノッティー】千帆の事なら心配いらないよ。あの娘ならきっと無事だって。
- 【麗】......ありがとう。みんな。
- 【デーニッツ】よく来たエリカよ。北ヨーロッパでの貴様の働きには、大変満足しておる。
- 【麗】パンアメリカーナの戦闘機?
- 【パイロット】こちらはパナマ軍港所属の防空隊。
- 【パイロット】基地の守備隊はほぼ壊滅した。生き残りは私だけだ。
- 【麗】シーウルフは?
- 【パイロット】....連中に奪われた。だが、まだ出港してないはずだ。
- 【麗】了解。後はこっちにまかせて後方へ下がっていて。
- 【パイロット】君だけでは無理だ。ハリアーで上空を援護する
- 【麗】噂に聞く程、たいした事ないわね....。
- 【パイロット】油断するな、連中は新型の機体も投入しているはずだ。
- 【麗】これが上陸用の新型機か!
- 【パイロット】まだ生き残っている船があったのか!
- 【パイロット】こちら防空隊、聞こえるか? そこのイージス艦。
- 【パイロット】うわっ!
- 【麗】くそっ! <スレイブ・ドッグ>に乗っ取られているのか!
- 【麗】いた! これがシーウルフか!
- 【オフィサー】麗、<シーウルフ>のブリッヂを狙って! 艦橋を破壊するのよ!
- 【麗】....何とか間に合ったようだね。
- 【麗】こちら“ゼロ・フォックス”<シーウルフ>の奪取に成功した。
- 【ノッティー】こちら“エンジェル・フォックス”。麗、気をつけて! 海中にデカいのがいるよ!
- 【麗】....!?
- 【麗】?
- 【麗】水中用のヘビー・ギア!?
- 【麗】スレイブ・ドッグは、こんなものまで持っているのか!
- 【千帆】 麗、シールドの出力が低下しているわ!
- 【麗】やっと沈んだか....。
- 【ノッティー】警戒警報! 麗! 気をつけて、今度は空だよ!
- 【麗】くそっ、まだ敵が残っているのか!
- 【麗】!
- 【麗】は....早い!
- 【敵パイロット】アンジュ、エミリー、手出しするな。これは私が落とす!
- 【エミリー】ですが....。
- 【アンジュ】エミリー、親衛隊長の命令よ。こは従いましょう。
- 【敵パイロット】パイロットの腕がいのか、それともその機体の性能か....。
- 【麗】....え?
- 【敵パイロット】どこの国のパイロットか知らないけど、敵にするには惜しいわ。
- 【麗】その声....ま
- ..
- 【麗】その声....ま....まさか....?
- 【麗】....エ....エリカ?
- 【敵パイロット】?
- 【敵パイロット】私の名前を知っている!?
- 【麗】エリカなの?....そうなんでしょ!
- 【敵パイロット】まさか....。
- 【敵パイロット】れ、麗!?
- 【麗】エリカなの?....そうなんでしょ!
- 【敵パイロット】まさか....。
- 【敵パイロット】れ、麗!?
- 【エリカ】麗、あなたなの!
- 【麗】エリカ......何で、あなたがこんなところに!?
- 【エリカ】まさか......こんな所であなたに会うなんてね......。
- 【麗】これはどういう事よエリカ、説明して!
- 【麗】何であんたが<スレイブ・ドッグ>のパイロットなんかに!
- 【エリカ】説明?
- 【エリカ】......政府の手先になっているあなたに関係ない事だわ。
- 【麗】エリカ......。
- 【麗】いったいどうしたっていうの! ......何があったの!
- 【麗】あれから、ずっとあなたの事を捜していたのよ!
- 【エリカ】麗......。
- 【エリカ】......。
- 【麗】エリカ、答えてよ!
- 【エリカ】勘違いしないで......私はもう昔の私じゃない。
- 【エリカ】今の私は<スレイブ・ドッグ>の一人の兵士......。
- 【エリカ】<スレイブ・ドッグ>の為に戦う事が私の使命。
- 【エリカ】それが例え、麗......あなただとしても。
- 【麗】......エリカ......嘘でしょ。
- 【麗】本気でそんな事言ってる訳じゃないよね?
- 【エリカ】......本気よ、麗。
- 【麗】......そんな。
- 【エリカ】さあ、戦うのよ! ......あなたの腕がどれだけ上達したか確かめてあげる!
- 【麗】そんな事、できる訳ないじゃない!
- 【エリカ】だったら、こっちから行くわよ!
- 【麗】こんなのって変だよ! なんであんたと戦わなくちゃいけないんだよ!
- 【エリカ】今さら....。
- 【エリカ】今さら何を言うのよ!
- 【エリカ】10年間も私を欺いていた癖に....ふざけないで!
- 【エリカ】....いくわよ、麗!
- 【千帆】やめて!
- 【エリカ】....何っ!
- 【千帆】それ以上、麗に近付かないで!
- 【麗】千帆! 下がって! あんたがかなう相手じゃないよ!
- 【千帆】いや! 私が麗を守る!
- 【エリカ】ふっ....なるほど、そういう事か。
- 【エリカ】麗....これで、はっきりしたわ。
- 【エリカ】あなたは私の敵だという事がね。
- 【アンジュ】エリカ様、敵の増援部隊が接近しています!
- 【エリカ】わかった、撤退する。
- 【エリカ】さよなら....麗。
- 【エリカ】この次会った時は、容赦しないわ....。
- 【麗】待って....エリカ!
- 【麗】エリカっ!
- 【麗】くっ....なんで....なんで、こんな事に....。
- 【千帆】....麗。
- Stage 2 End Text:
- 【デーニッツ】何?
- 【デーニッツ】今、何と言った?
- 【デーニッツ】我が精鋭<イエローストライプ>が全滅だと?
- 【デーニッツ】しかも新型のヘビーギア「ゼーフント」も沈められたとはどういう事だ?
- 【エリカ】しかし将軍、予定通りパンアメリカーナの原潜から、核弾頭を奪取する事には成功致しました。
- 【エリカ】大きな損害が出ましたが......。
- 【デーニッツ】大きな損害? 当たり前だ、我が<スレイブ・ドッグ>の貴重な海上戦力を失ったのだからな。【デーニッツ】貴様がいながら、なぜ我が部隊がこんなに多くの被害を出した?
- 【デーニッツ】しかも部下からの報告によると、みすみす敵を逃がしたというではないか?【デーニッツ】どういうつもりだ、エリカよ?【エリカ】......申し訳ありません将軍。
- 【エリカ】全て敵の戦力を甘くみていた私の責任です。
- 【エリカ】この失態は必ず次の機会に償うつもりです。
- 【デーニッツ】次の機会に償うだと?
- 【デーニッツ】貴様に次の機会を与えるかどうかは私が決めるのだ! 貴様が決める事では無い!
- 【エリカ】はい......。
- 【デーニッツ】......もうよい。下がれ。
- 【デーニッツ】負け犬のような貴様の姿を見るのは耐えられん。
- 【デーニッツ】いいかエリカよ。
- 【デーニッツ】祖国を捨て生きる糧さえも失いかけていたお前を拾い上げた、私の期待を裏切るような真似はするなよ。【デーニッツ】わかっているな?
- 【エリカ】......はい、将軍。
- 【デーニッツ】よし。
- 【デーニッツ】さあ、部屋へ戻って休め。【デーニッツ】今のお前はひどく疲れ、混乱しているようだからな。
- 【デーニッツ】ゆっくり休み、次の戦いに備えるのだ。我ら<スレイブ・ドッグ>の未来の為の戦いに。【エリカ】はい、将軍......。
- 【エリカ】あぁっ......。
- 【エリカ】......はぁっ......はぁぁっ。
- 【エリカ】はぁ......はぁぁっ。
- 【エリカ】麗......。
- 【エリカ】忘れたはずなのに......。
- 【エリカ】......何で。
- 【エリカ】何で、私......こんな気分になるの......。
- 【エリカ】あぁぁっ......ああっ。
- 【エリカ】....私は......過去を捨てたはず。
- 【エリカ】......麗との事も。
- 【エリカ】それなのに......なぜ、こんな気持ちになるの。
- 【エリカ】私には、やらなくてはいけない事があるのよ......。
- 【エリカ】あっ......た、たかが昔の思い出。過ぎた事に感傷的になっている余裕なんか無いのに......。
- 【エリカ】......駄目。
- 【エリカ】忘れなくては......。
- 【エリカ】あの頃の思い出なんか、始めから無かったと思えばいいの。
- 【エリカ】......あの12年間は幻だったと。
- 【エリカ】......。
- 【エリカ】はぁっ......。
- 【エリカ】......でも。
- 【エリカ】でも、私にはごまかせない......。
- 【エリカ】麗......あなたを愛した事は事実だもの。
- 【エリカ】......そして......今も......。
- 【エリカ】あっ、ああっ......。
- 【エリカ】今も......あなたの事を愛している......。
- 【エリカ】麗......。
- 【エリカ】はぁ、はぁ、はぁ......も、もう一度......。
- 【エリカ】もう一度だけ、昔のようにあなたと愛し合いたい。
- 【エリカ】......はぁぁっん!
- 【エリカ】あっ!
- 【エリカ】あぁぁぁっ!
- 【エリカ】麗ぃっ......!
- 【エリカ】あぁぁぁぁっ......!
- 【エリカ】はぁ、はぁ、はぁ......。
- 【エリカ】......。
- 【エリカ】麗......。
- 【エリカ】......もう一度、あなたに会いたい。
- 【エリカ】もう一度......。
- 【オフィサー】何ですって!?
- 【ゴールドマン】奴らの手に落ちたSLCMは3つだ。
- 【オフィサー】作戦は......失敗だったというのですか!?
- 【ゴールドマン】......残念ながらね。
- 【ゴールドマン】君たちが到着する前に、既にSLCMは運び出された後だったという訳さ。
- 【ゴールドマン】まったく、パンアメリカーナの軍部の連中は早まった事をしてくれたよ。
- 【ゴールドマン】<スレイブ・ドッグ>に対する牽制が仇になったという訳だ。
- 【オフィサー】では、やはりSLCM......巡航ミサイルの弾頭部は......。
- 【ゴールドマン】ああ、トマホークの弾頭部は通常火薬じゃない事はパンアメリカーナも認めたよ。
- 【ゴールドマン】......つまりは核弾頭だという事だ。
- 【オフィサー】......。
- 【オフィサー】Dr.ブレナンの理論を使用した場合......どの程度まで増幅可能なんですか?
- 【ゴールドマン】......聞きたいかい?
- 【オフィサー】はい......聞きたくなくても仕方ありません。
- 【ゴールドマン】いいだろう。
- 【ゴールドマン】連中が奪った核登載型のトマホークミサイルの破壊力は、一発あたり200キロトン......。
- 【ゴールドマン】戦術用だから決して威力の高いものじゃない。局地用のいわば“使用できる規模”の核だ。
- 【ゴールドマン】問題はここからだが......。
- 【ゴールドマン】核融合の反応促進の改良を加え、もっとも高度な精製を用いた場合の破壊力は......。
- 【ゴールドマン】推定20メガトン......。つまり100倍の威力を持つ事になる。
- 【オフィサー】20メガトン......。
- 【オフィサー】たった一発で......北米全てを消し去る事が可能だというのですか!?
- 【ゴールドマン】......ああ。ただその計算には2次災害や3次災害まで入っていないよ。
- 【ゴールドマン】もっとも、今はそれを予測する心境じゃないがね。
- 【ゴールドマン】これは、あの“最後の災い”の比なんかじゃない......。
- 【オフィサー】もしも、そんなものを使われたら......。
- 【ゴールドマン】まあ今は考えないようにしたほうがいい。
- 【ゴールドマン】連中だって馬鹿じゃない、そんなものを使えば自分たちだってただじゃ済まない事ぐらいわかっているさ。
- 【ゴールドマン】核はブラフとして使ってこそ効果があるんだ。使ったら終わりだよ。こっちも向こうもね。
- 【オフィサー】でも、だからといって放っておいていいものじゃないわ。
- 【ゴールドマン】無論だ。君達は君達のやり方で、連中の戦力をそいでいかなければならない。
- 【ゴールドマン】今、向こうにある核はまだ加工前で小さな脅威でしかない。精製し完成させるまで間があるだろう。
- 【ゴールドマン】それまでに核を奪い返すんだ。出来れば大きな脅威になる前にね。
- 【オフィサー】了解しました。
- 【ゴールドマン】艦の修理と補給にはどのぐらいかかる?
- 【オフィサー】補給はともかくとして、艦の出力系の整備に5、6時間はかかると思います。
- 【ゴールドマン】わかった。できるだけ早く頼む。何かあったらすぐに動けるようにしておいてくれ。【オフィサー】はい。
- 【オフィサー】本艦の補給、及びエンジンのメインテナンス作業が終了するまで、ここで野営する。
- 【オフィサー】各自は第二警戒体勢のまま待機......。
- 【オフィサー】......といっても、この辺りで敵の奇襲を受ける心配もないわね。
- 【オフィサー】いいわ、近くに湖もある事だし30分ほどなら外出を許可しましょう。
- 【オフィサー】ただし30分だけよ、万が一という事もあるから。
- 【ジュリア】了解。
- 【ノッティー】へへっ......水着を持ってきたかいがあったね!
- 【ラーニャ】あんたたち、こんな時によくそんなのんきな事、言えるわね。
- 【ラーニャ】敵の手に核が渡ったのよ!
- 【オフィサー】......あせってもしょうがないわ、ラーニャ。
- 【オフィサー】休める時に休んでおく事も、優秀なパイロットの条件じゃなくて?
- 【ラーニャ】それは......そうですけど。
- 【千帆】麗......どうしたの? みんなと行かないの?
- 【麗】ああ......私はここに残るよ。行ってきなよ千帆。
- 【千帆】......麗が行かないのなら私も。
- 【麗】......。
- 【千帆】麗......何か考え事?
- 【麗】え? 別に......。
- 【千帆】うそ......。
- 【千帆】顔を見ればわかるもん......。何か深刻そうだったよ、麗の顔。
- 【麗】何でもないって。
- 【千帆】......麗......やっぱりあの時の敵、知っている人なのね?
- 【千帆】ねぇ......教えて、あれは誰なの?
- 【麗】千帆、あんたには関係ないよ。
- 【千帆】麗......。
- 【千帆】どうして話してくれないの? なぜ隠そうとするの?
- 【麗】......悪いけどさ千帆。
- 【麗】しばらく一人にしておいてくれないかな?
- 【千帆】......。
- 【ラーニャ】ちょっと、何で私があなたたちと水遊びしなくちゃならないの。
- 【ラーニャ】馬鹿馬鹿しい......帰るわ!
- 【ジュリア】なに言ってるの、これもチームワークをはかる大切なスキンシップなのよ。
- 【ノッティー】うんうん。
- 【ラーニャ】結構よ! こんな所で暇つぶすぐらいなら、艦に戻って休むわ。
- 【ノッティー】だ~め。
- 【ラーニャ】きゃっ! な、何するのよ!
- 【ラーニャ】冗談はやめてってば! ち、ちょっと!
- 【ノッティー】へぇ、ラーニャの乳首って、意外と可愛い形してるんだ。
- 【ジュリア】ウフフフッ......下のほうもよ。
- 【ジュリア】ほらっ、ちっちゃい入り口で、指も収まらないわ。
- 【ラーニャ】や、やだ! い、入れちゃイヤっ!
- 【ラーニャ】ひぃっ!
- 【ジュリア】あらっ、すっごい締め付け。
- 【ラーニャ】......い、痛い、痛い!
- 【ノッティー】ジュリア、もしかして、ラーニャって......。
- 【ジュリア】あっ......。
- 【ジュリア】なるほどね......ウフフフッ。
- 【ジュリア】ラーニャ、あなたって、まだ経験無いんでしょう?
- 【ラーニャ】はあっ......な、何を言ってるのよ! そ、そんな事、あ、あなたたちに関係ないでしょ!
- 【ラーニャ】は、放してよ! もう艦に帰るわ!
- 【ジュリア】駄目よ。時間ならまだ十分あるもの。
- 【ジュリア】それに、あなたにはいろいろと教えてあげなくちゃならない事もあるし......。
- 【ノッティー】うん。いろいろとね。
- 【ラーニャ】い、一体、何の事よ......!
- 【ジュリア】いい? ラーニャ? 私達5人の息が合わなくちゃ、作戦そのものがうまくいかなくなるのよ?
- 【ジュリア】あなたは千帆や麗に問題があるっていうけど、私から言わせてもらえば、ラーニャ、あなたが一番の問題児よ。【ラーニャ】な、なぜよ。私は命令通りに隊の規律を守っているわ!
- 【ラーニャ】こ、この私のどこが問題だと言うのよ!
- 【ラーニャ】それに、あ、あなたたちこそ、こんな事して恥ずかしいと思わないの!
- 【ジュリア】もう、本当に頑固なんだから......。
- 【ジュリア】チームワークっていうのは、規律に乗っ取った形だけのものじゃないの。
- 【ジュリア】一番重要なのは、お互いの心のつながりなのよ。
- 【ノッティー】そうそう。
- 【ラーニャ】こ、これが、そのスキンシップだというの!?
- 【ジュリア】そうよ。【ラーニャ】はぁっ......く、下らないわ!
- 【ラーニャ】も、もういいでしょ! こんな事されたって何も楽しくないわ!
- 【ジュリア】へぇ......本当に何も感じないの?
- 【ラーニャ】か、感じるわけ......な、ないわよ。
- 【ジュリア】ウフフッ......こんなにびっしょり濡らしていても?
- 【ラーニャ】うっ......
- 【ノッティー】さくらんぼもピンピンだよ。
- 【ラーニャ】......あうっ!
- 【ラーニャ】い、いやぁっ......あぁっ、や、やめて!
- 【ジュリア】ダ・メ。みんなで楽しむの......。
- 【ラーニャ】はあっ......。
- 【ラーニャ】私......何でこんな事を......。
- 【ジュリア】ウフフッ......恥ずかしがらないで、ほらっ、感じるでしょう?
- 【ラーニャ】ああっ......はぁぁっ。
- 【ジュリア】あっ......そうよ、私の胸に押しあてて......。
- 【ジュリア】......はぁ......い、いいわ、ラーニャ。
- 【ノッティー】それじゃあ、私はこっちの方を......。
- 【ラーニャ】はぁ、はぁぁん!
- 【ノッティー】うわっ......凄い......こんなにトロトロ。
- 【ラーニャ】あぁっ! い、いいっ......!
- 【ラーニャ】こ、こんな感じ......は、はじめて......。
- 【ラーニャ】あぁっ......そ、そのまま......お、お願い......つ、続けて......。
- 【ノッティー】もう、初めての割には欲張りね。
- 【ノッティー】ほら......これでどう?
- 【ラーニャ】あぁぁっ! い、いいの......も、もっと......して。
- 【ラーニャ】......はぁ、はぁ......はぁん......。
- 【ジュリア】ノッティー......今度は後ろの方をかわいがってあげて。
- 【ノッティー】うふふ......こっちの方は刺激が強すぎるかもね。
- 【ノッティー】いい? ラーニャ、ゆっくりと力を抜いててよ。
- 【ラーニャ】......え? ......な、何を......。
- 【ラーニャ】くぅっ!
- 【ノッティー】あ......私の指、根元まで入っちゃった......。
- 【ラーニャ】あっ......うっ......く、苦しい......。
- 【ノッティー】えへへ......ごめんラーニャ、ちょっと痛かった?
- 【ラーニャ】はぁ、はぁ、はぁ......うくぅっ。
- 【ラーニャ】だ、だめ......や、やめないで......。
- 【ノッティー】?【ジュリア】あらっ、意外ね......ラーニャは後ろの方が感じるみたいよ。
- 【ノッティー】へぇ......結構、エッチなんだ。
- 【ラーニャ】お、お願いよ、ノッティー......。
- 【ラーニャ】して......。
- 【ノッティー】どうしようかなぁ......。
- 【ラーニャ】じらさないで......お願い。
- 【ノッティー】しょうがないね。それじゃあ......。
- 【ラーニャ】っはうっん!
- 【ラーニャ】あっ! あっ! あっ! ......はぁぁぁん!
- 【ラーニャ】......あぁぁぁっ!
- 【ジュリア】ラーニャ......イっちゃったのね?
- 【ラーニャ】はぁ、はぁ、はぁ......。
- 【ノッティー】みたいだね。
- 【ノッティー】......でも、まだ物足りないみたい。
- 【ノッティー】ほら......まだ反応してるよ。【ラーニャ】あっ......はぁん!
- 【ジュリア】......ウフッ......さすがにタフね。
- 【ジュリア】そろそろ、私たちも楽しみましょうか?
- 【ノッティー】うん......。
- 【ラーニャ】あっ! あああっ!
- 【ノッティー】い、いいっ......ラ、ラーニャ、上手だよ......あぁっ!
- 【ジュリア】はぁ、はぁ......す、素敵......こ、こんなに感じるなんて、久しぶり。
- 【ジュリア】あぁっ! あ、熱い! わ、私のあそこ......ジンジンしびれちゃう!
- 【ラーニャ】あっ! ああぁ!
- 【ラーニャ】わ、私......み、みんなに愛されている......。
- 【ラーニャ】あぁぁ! はぁぁぁん......!
- 【ノッティー】わ、私......ダ、ダメ......も、もう......。
- 【ジュリア】はぁぁっ......ま、待って......みんなで......みんなでいくのよ。
- 【ラーニャ】あああっ! ジ、ジュリア!
- 【ラーニャ】も、もっと強く......もっと激しくしてぇ!
- 【ジュリア】ラ、ラーニャ......あっ......いっ!
- 【ノッティー】あんっ! あっ! あっ!
- 【ノッティー】ジ、ジュリア......い、いっちゃうよ!
- 【ジュリア】あ! あ! あぁっ......わ、私も......!
- 【ラーニャ】はっ、はぁぁん!
- 【ラーニャ】い、いきそう......わ、私も......いきそう!
- 【ラーニャ】うっ! あっ! あぅっ!
- 【ノッティー】も、もうだめぇ!
- 【ラーニャ】い、いくぅっ!
- 【ジュリア】あ!はぁぁぁぁっーーーーー!
- 【オフィサー】ちょっと! 誰が発艦を許可したの!?
- 【千帆】ごめんなさいオフィサー。
- 【オフィサー】千帆!?
- 【オフィサー】いったいどういう事なの? すぐ戻りなさい!
- 【オフィサー】その機体はバランス調整中よ! そんなものでどこへ行く気なの!
- 【オフィサー】....千帆、応答して頂戴!
- 【千帆】....。
- 【オフィサー】千帆!
- 【麗】....千帆っ!
- 【オフィサー】麗、これはいったいどういう事なの?
- 【麗】......。
- 【麗】......私がいけなかったんです。
- 【麗】私のせいで......あの子。
- 【麗】......申し訳ありません......オフィサー。
- 【オフィサー】......どういう事なのか説明してくれるわね、麗?
- 【麗】......。
- 【麗】<スレイブ・ドッグ>の機動戦闘部隊の隊長......赤いアサルト・ギアの話は知ってますか?
- 【オフィサー】......ええ、手ごわい相手だという噂ぐらいなら聞いているわ。
- 【オフィサー】でも、それが何か?
- 【麗】そのパイロット......私の姉なんです......。
- 【オフィサー】姉? ......あなたのお姉さん?
- 【麗】......はい。
- 【麗】正確には私の姉として育てられたというべきなのですが......。
- 【麗】2年前、ある理由で、彼女、行方をくらまして、それっきりでした。
- 【麗】......ところが前回の作戦で、彼女と会ったんです。<スレイブ・ドッグ>のパイロットになった彼女と。
- 【麗】まだ信じられないくらいです......なぜ、彼女が<スレイブ・ドッグ>なんかにって。
- 【麗】こんな話、結局は私の個人的な問題だと思って......。
- 【麗】千帆に冷たくするつもりは無かったんですが......私が馬鹿でした。変な事でナーバスになってしまって。
- 【オフィサー】なるほど......そういう事だったの。
- 【オフィサー】千帆は、そのパイロットとあなたがどういう関係か気になったのね。
- 【オフィサー】......。
- 【オフィサー】......麗、あなた千帆をどう思っているの?
- 【麗】......千帆を?
- 【オフィサー】そう。千帆に対するあなたの気持ちよ。
- 【麗】大切な仲間です......。
- 【オフィサー】他のメンバーと同じ?
- 【麗】......えっ?
- 【麗】そ、それは......。
- 【麗】......。
- 【麗】大切な存在です......。今の私にとっては何よりも一番......。
- 【麗】作戦を指揮する立場の私が、こんな気持ちを持つ事はいけない事とわかっていますが......好きなんです。
- 【麗】千帆の事が......。
- 【オフィサー】......そう。
- 【オフィサー】だったらそうしてあげて。
- 【オフィサー】今の千帆には誰か頼るべき存在が必要なの。
- 【オフィサー】ラーニャのいう通り、テスト・パイロットとしては優秀かも知れないけど、戦闘に向いているとはいい難いわ。
- 【オフィサー】でも<ネオ・ロジック>社の意向も無視できないし、何よりも彼女がそれを望んでいる以上は仕方がないのだけど。
- 【オフィサー】......本当は、あなたも反対なんでしょう? 千帆が戦う事に。
- 【麗】......はい。
- 【オフィサー】私も同じよ。
- 【オフィサー】アサルト・ギアの運用テスト......。
- 【オフィサー】本当にそれが目的なのかしらね......。
- 【麗】......。
- 【麗】千帆......。
- 【エリカ】......何?
- 【エリカ】<スティール・フォックス>のパイロットを?
- 【兵士】はい。アンジュが哨戒中にアサルト・ギアと共に捕らえたという事です。
- 【エリカ】今どこに?
- 【兵士】アンジュたちが尋問室に連れていきましたが......。
- 【エリカ】わかった。
- 【エリカ】本艦の警戒体勢を怠るな。それとマナオスの工場にも警告を。
- 【エリカ】近くに奴らの母艦がいるはずだ。
- 【兵士】はっ。
- 【千帆】いやぁぁぁっ!
- 【アンジュ】ウフフッ......かわいい声。
- 【エミリー】本当。こんなに上等なペットは久しぶりよね。
- 【エミリー】普通の人間にしておくのがもったいないぐらい。
- 【千帆】ううっ......な、何で、こんな事をするの
- 【千帆】お願い......放して......。
- 【アンジュ】ウフッ......かわいい。
- 【アンジュ】こういう汚れの無い女はいじめがいがあるわね。
- 【エミリー】うん......そうね。
- 【エミリー】けど、身体は正直のようよ。ほら......。
- 【千帆】あぁっ! い、いやっーーー!
- 【アンジュ】所詮はメスね。口先だけなんだもの。
- 【アンジュ】ほらっ、こんなにいやらしく口を開けて、おねだりしているわ。
- 【千帆】はぁ......や、やめて......お、お願い......。
- 【千帆】こ、こんな事......間違っているわ。
- 【エミリー】ウフフッ、捕虜のくせに面白い事を言うね。
- 【アンジュ】きっと自分の立場がわかってないのよ。
- 【エミリー】それじゃあ、わたしたちが教えてあげなくちゃ......ね、アンジュ。
- 【千帆】うっ......ううっ......い、いやぁっ。
- 【千帆】......あっ......あぁぁっ!
- 【アンジュ】見て、エミリー......この娘、やっと感じてきたみたい。ほらっ、蜜がこんなに......。
- 【エミリー】ウフフッ......まぁ、洪水ね。いやらしいんだ。
- 【千帆】ああっ......はぁっ......こ、こんなの......い、いやっ......。
- 【千帆】......はぁっ......ああぁっ......へ、変に......な、なっちゃう。
- 【アンジュ】そうよ......身体に正直になるの。
- 【アンジュ】ほらっ、もっと気持ちよくしてあげるわ......もっと気持ちよく。
- 【アンジュ】ウフフフッ......。
- 【千帆】っはぁ......あっ! ......ああっ!
- 【千帆】だ、だめぇ......れ、麗......わ、私......。
- 【千帆】っはぁぁっ......。
- 【アンジュ】だめよ......まだいかせないわよ......。
- 【エミリー】またアンジュの悪い癖がはじまったわね。
- 【エミリー】そうやって、じらして、いじめるのが好きなんだから。
- 【アンジュ】だって、せっかくの獲物だもの。すぐ落としちゃ面白くないじゃない。
- 【アンジュ】じっくりと時間をかけて楽しまなくちゃ......。
- 【千帆】ああっ......はぁ、はぁ。
- 【女】誰に断って、そんな事をしている?
- 【アンジュ】......!
- 【アンジュ】エ、エリカ様......。
- 【エミリー】見ての通り、敵の捕虜を尋問しているんです。
- 【エリカ】フッ......尋問か......。まあそういう事にしておいてやろう。
- 【エリカ】それで......捕まえた捕虜とは、その女なのだな......。
- 【アンジュ】はい。スティール・フォックスのパイロットの一人かと。
- 【千帆】あ、あなたは......。
- 【千帆】......あなたが......麗の?
- 【エリカ】お前......お前は......。
- 【エリカ】そうか、あの時の女がお前なのだな。
- 【千帆】......あ、あなたは麗の事......知っているんですね?
- 【千帆】教えて、あなたは麗とどういう関係なんです!
- 【エリカ】......私と麗の関係?
- 【エリカ】......。
- 【エリカ】フフフッ........まさか、わざわざそんな事を聞くためにここへ来たのではないでしょうね。
- 【千帆】お願い、答えて!
- 【エリカ】そう......そんなに私と麗の過去を知りたいの。
- 【エリカ】いいわ。教えてあげる。
- 【エリカ】私と麗は姉妹よ。
- 【千帆】......!
- 【エリカ】麗は私の妹。
- 【千帆】......麗と......あなたが......。
- 【千帆】ま、まさか......。
- 【エリカ】本当よ。
- 【エリカ】しかも愛し合っていたわ。姉妹という絆以上にね。
- 【エリカ】彼女が私を求め、私も彼女を求めた......。
- 【エリカ】身も心もね......。
- 【千帆】そ、そんな......う、嘘。
- 【千帆】嘘よ! ......そ、そんなのでたらめよ。
- 【エリカ】フフフッ......麗を愛しているのか?
- 【千帆】......。
- 【千帆】お願い......れ、麗を傷つけないで。
- 【千帆】......お願い。
- 【エリカ】......。
- 【エリカ】お、お前に......お前に何がわかる......。
- 【エリカ】麗を傷つけないでくれだと?
- 【エリカ】私は<スレイブ・ドッグ>の兵士だ! 敵対する者は誰であろうと容赦はしない!
- 【エリカ】それがたとえ妹であろうとだ!
- 【エリカ】アンジュ、エミリー、さあ、この女をたっぷりと辱めてやれ!
- 【千帆】お、お願い......約束して!
- 【千帆】私はどうなっていもいい......麗だけは......麗だけには手を出さないで!
- 【エリカ】......麗が大切にしている女か。
- 【エリカ】目障りな......女。
- 【エリカ】......やれ! アンジュ、エミリー!
- 【エミリー】ウフフッ......遊びはこれまでよ。
- 【アンジュ】二人であなたをめちゃめちゃにしてあげる......ウフフッ。
- 【千帆】いやぁっ!
- 【千帆】!......な、何、あっ、や、やだっ!
- 【エミリー】たっぷり味わいなさい......。
- 【千帆】っはぁっ! ......くぅっ!
- 【アンジュ】驚いたでしょう? 私たちの身体って特別なの。
- 【アンジュ】こんな愛し方が出来るなんて、素晴らしいと思うでしょう?
- 【千帆】......はぁっ!
- 【アンジュ】さぁ......後ろは私が埋めてあげる。
- 【千帆】っひぃっ!
- 【千帆】はぁっ! あぁぁっ! い、いやぁぁぁ......。
- 【千帆】......だ、だめぇぇっ!
- 【千帆】こ、こんなの......あぁっ......やぁああっ!
- 【アンジュ】ふん、少しは感じてるって言ったらどうなの? 素直じゃないのね。
- 【エミリー】フフフッ......時間の問題よ、アンジュ。
- 【エミリー】すぐに、この娘から求めてくるわ。
- 【エミリー】......ほらっ、根元までくわえるのよ。
- 【千帆】っはぁぁっ......あぁぅっ!
- 【千帆】あっ、あっ、あっっ......も、もう......や、やめて......。
- 【千帆】あっ! ......あぁぁ......!
- 【エリカ】フフッ......麗にも見せてあげたいものね。あなたのその乱れた姿を。
- 【千帆】あぁっ......れ、麗......。
- 【千帆】ち、違う......私......こ、こんな......こんなのじゃない。
- 【千帆】はぁっ......あぁっん!
- 【エリカ】いい気味だわ。そのかわいらしい顔が苦痛に歪むのを見ると......。
- 【千帆】......あっ......はぁっ!
- 【千帆】な、何で......何であなたは麗を憎むんです!
- 【千帆】私が......あ、あなたに憎まれるのはわかります......で、でも妹の麗を姉のあなたが憎むなんて......。
- 【千帆】はぁ、はぁ......お、おかしいわ......そんなの間違っている。
- 【エリカ】......間違ってなんかない。
- 【エリカ】確かに......私と麗は姉妹として育てられたわ。
- 【エリカ】......でも、本当の姉妹なんかでは無い。
- 【エリカ】私と麗は血のつながった姉妹じゃないのよ。
- 【エリカ】麗とその両親に、私はだまされ続けていた......。私がその事を知るまでの12年間の間、ずっとね。
- 【エリカ】私の本当の親は私が赤ん坊の頃に殺された......。
- 【エリカ】麗の父親にね!
- 【千帆】......れ、麗の?
- 【エリカ】麗は最初からその事を知っていながら、ずっと隠していた......。
- 【エリカ】私を姉と慕うふりをして、みじめな私を影であざ笑っていたのよ!
- 【千帆】......そ、そんな事......ないわ。
- 【千帆】麗は......そんな人じゃない。あ、あなただって本当は憎んでなんかないはずよ。
- 【千帆】い、いいえ......最初から麗の事を憎んでなんかない......あ、あなたは自分の気持ちを偽っているのよ!
- 【エリカ】黙れ! ......わかったような事を!
- 【エリカ】信じて愛した者に裏切られた私の気持ちが、おまえなんかにわかるわけがない!
- 【エリカ】お前も麗と同類よ。
- 【エリカ】口先だけで、人を哀れむ......。
- 【エリカ】その化けの皮を剥いでやる......。エミリー、アンジュ、さぁもっと続けなさい!
- 【千帆】はぁ......あ、あなたの......に、憎しみは......間違っているわ!
- 【エミリー】ほら、おしゃべりは終わりよ。
- 【千帆】あうっっ!
- 【千帆】い、いっ......いたいっ!
- 【千帆】あぁっー! あぁーっ! あああっーーーっ!
- 【エミリー】ウフッ......どう? 奥まで埋まった感じは? お腹が突き破られそうでしょ?
- 【千帆】っはぁっ......や、やめて......わ、私の......こ、壊れちゃう!
- 【アンジュ】ねぇ、エミリー......私、もう我慢出来ない。
- 【エミリー】もう......アンジュったら、だらしがないわね。
- 【千帆】あぁっ......はぁっ、はぁぁっ......く、苦しい......あぁっ!
- 【アンジュ】あぁっ......わ、私......本気でいっちゃいそう。
- 【エミリー】はぁ、はぁ......いいわ。そろそろフィニッシュにしましょう。
- 【エミリー】......待ってて......もうすぐあなたの中に、たっぷり熱いのを注ぎ込んであげるから......。
- 【千帆】や......やぁっ!
- 【アンジュ】はぁ、はぁ、はぁ......ほらっ、もっと脚を開げるのよ!
- 【千帆】あっ......うっ......くぅっ!
- 【エミリー】はぁ......凄い......この娘、絡み付いてくるわ......。
- 【エミリー】あぁっ......ああっ!
- 【千帆】あああっ! あっ! あっ!
- 【アンジュ】はぁ、はぁ、はぁ!
- 【エミリー】はぁっ......ア、アンジュ......。
- 【アンジュ】エ、エミリー......。
- 【エミリー】あっ、あっ、あっ......!
- 【アンジュ】はぁん! はぁぁぁっ......!
- 【エミリー】アンジュ!
- 【アンジュ】エミリー!
- 【千帆】あっ......あぁぁっ! いやっ......!
- 【エミリー】あうっ!
- 【アンジュ】はぁっ!
- 【千帆】あぁぁぁぁぁーーーーっ!
- 【千帆】はぁ、はぁ、はぁ......。
- 【千帆】......うっ......ううっ......。
- 【エリカ】フッ......楽しい見せ物だったわよ。
- 【エリカ】あなたをここで始末しようと思ったけど、考えなおしたわ。
- 【エリカ】他に面白い使い道があるもの......ウフフフ。
- 【エリカ】アンジュ、エミリー、この女を連れて私と来るのよ。
- 【アンジュ】......どうするんですか?
- 【エリカ】餌に誘われた獲物を待ち伏せる。
- 【エリカ】ウフフッ......。
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