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<殺意に満ちた兵士:>
……目標はこの先だ。

<冷徹な兵士:>
目視はまだできない。
このまま進む。

<寡黙な兵士:>
痕跡を発見。
目標は近い。

<殺意に満ちた兵士:>
散開。
合流はこの先で。

<落ち着いた兵士:>
了解。

<落ち着いた兵士:>
目標を確認次第、連絡を。
ただし連携不可と判断の場合、
即時攻撃を許可する。

<寡黙な兵士:>
了解。

<寡黙な兵士:>
……なぜ誰もいない。

<寡黙な兵士:>
まさか……。

<？？？:>
仲間ならこないぜ。

<寡黙な兵士:>
っ！？

<？？？:>
お前たちみたいな
連中もきているようじゃ……。

<？？？:>
この任務、
やっぱりわけありみたいだな。

<寡黙な兵士:>
くっ……。
お、お前が……。

<タイヴァス:>
ああ。そうだ。
俺がタイヴァスだ。
強くて美女にモテモテ、で有名だろ？

<ルンド:>
タイヴァス！
ルンド、やっつけた！
三人、やっつけた！

<タイヴァス:>
ああ。
ルンド、ご苦労さん。
よくやったな。

<タイヴァス:>
さて、先に進むか。

<ルンド:>
タイヴァス！
タイヴァス！

<タイヴァス:>
ああ。なんだ。

<ルンド:>
そろそろヨルテ村に着く！

<タイヴァス:>
そうか。

<ルンド:>
ヨルテ村で少女を保護！
基地に連れて帰る！
それで今回の任務完了！

<ルンド:>
でも、なんだかおかしい。
敵兵もいた。これ危険な任務。
なのにどうしてタイヴァス一人？

<タイヴァス:>
一人じゃないだろ。
ルンドっていう
最高の相棒がいるじゃないか。

<ルンド:>
納得した！
ルンドいれば無敵！

<タイヴァス:>
（単独行動を取らせるということは
　機密漏洩の危険性とか
　何か事情があるんだろうが……）

<タイヴァス:>
（少女の保護、か……）

<タイヴァス:>
（上層部はなんで俺に
そんな任務を……）

<ルンド:>
どうした、タイヴァス？

<ルンド:>
何か気になることがあったら
ルンドに相談すること。

<タイヴァス:>
わかった。
じゃ、一つ相談だ。

<タイヴァス:>
俺の給料って安いと思わないか？
昇給を上層部にかけあってくれよ。

<ルンド:>
ああ。
それは無理。

<ルンド:>
ルンド、上層部に
逆らえないようにプログラムされてる。

<タイヴァス:>
なんだよ……。
頼りにならないな……。

<タイヴァス:>
酒場のツケが
溜まってるっていうのに……。

<タイヴァス:>
ブツブツ言わないで
任務をこなす。
お金を稼ぐには地道な努力が一番。

<タイヴァス:>
はいはい。
最高の相棒だな
お前は。

世界の全てが敵だとしても

（タイヴァス編）