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- リンゴの袋を地面に放り出してみた。これでリトルリーグが立ち止まるかもしれない。
- 彼女はまだ浮いている、が……
- なんと、引っ掛かった。
- リトルリーグはリンゴを拾いに向かった。浮かんでもいない。
- さっと道路の角に隠れてやり過ごす。
- 足音はしない…
- 危機は去った。こっそりと家へ帰る。
- 家は目の前だ。店からは少し歩けば着く距離にある。
- 静かに家に入ると後ろ手にドアをロックした。
- ……ふぅ。
- 買ってきたものをきちんとしまう。
- リンゴは残念なことになったが、後で買えばいいことだ。
- 青いたてがみの彼女の危険が去った頃に。
- カウチに座ろうかとリビングルームに向かう。しかしカウチには…
- ちょっと待て!?
- >「はぁぁぁい!」
- リトルリーグが例の夢見心地の目でこちらを見つめている。
- 「リーグ、どうやって入ってきたんだよ?」
- 彼女を侮辱するような言い方になっていた。
- >「Anonの後から歩いて入ったけど…?」
- 「でも!俺…、リーグが、あと俺も、はぐれただろ!」
- リトルリーグはリンゴを取り出す。
- >「わたしこれ拾わなきゃいけなかったんだよ~、ドジなAnonが落としたから!」
- 無表情で彼女を見ていた。
- またもや彼女の周囲にハートが浮かんでは消えしている。
- 「わかったよ、リトルリーグ。もう家に帰る時間だ」
- ドアを開けようと向かった、が。
- 「うぐっ!」
- 後頭部に痛みが走り、床に崩れ落ちていた。
- ---
- ああ痛かった。
- リトルリーグが自分のパンツを引っ張っているのが見えた。
- 別の部屋にいる。
- 俺はどこにいるんだ?
- >「ねえ、ビッツでも払ったらどう?聞いてる?お兄ちゃんタダでここまで連れてきたわけじゃないよ、一生のお願いしたんだから!」
- >「しーっ、アップルブルーム、これ見て……わ!おはよ~!」
- リトルリーグをにらみつけ、腕を動かそうとするが動かない。
- 「いったい何してるんだ!?」
- リトルリーグは気にしない。
- >「う~ん、何してると思う?」
- つまり彼女は何してるかわかってると。クソ。
- 腕はしっかりとベッドにくくられていた。
- >「ねえ急ごうよ、ラリティに写真持ってくって言っちゃったからあんまり待たせられないよ!」
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