完勝の凱歌を上げるはずではなかったのか……
かん-しょう【完勝】危なげなく完全に勝利を得ること。⇔完敗「緒戦に―する」
がい‐か【×凱歌】戦いに勝ったときに歌う喜びの歌。かちどき。「─を奏する（＝戦いに勝つ）」

美貌が取り柄の飾り人形と思っていたが、どうして大した戦略家だ
どう‐して【如何して】前の言葉を、予想外であるという意をこめて強く否定する気持ちを表す。それどころか。「見かけは子供っぽいが、―なかなかしっかりしている」

四角四面に挨拶をする
しかく‐しめん【四角四面】真四角であること。「―のやぐら
ひどくまじめで堅苦しいこと。非常にかしこまっていること。また、そのさま。「―な応答」「―にあいさつをする」

常闇の世界へと消えて行った
とこ‐やみ【常×闇】永久にまっくらであること。永遠の闇。

敵は背嚢見せて潰走し
はい-のう【背嚢】背に負う方形のかばんで、毛皮またはズックで作ったもの。将兵などが用いる。
かい‐そう【壊走（▼潰走）】戦いに惨敗して、秩序なく、逃げること。敗走。「算を乱して―する」

以上を以て擱筆する
かく‐ひつ【▼擱筆】文章を書き終えること。「長編小説を―する」「この章をもって─する」⇔起筆◇筆を擱（お）く意から。

盗癖のある人
とう‐へき【盗癖】盗みをする癖。衝動的に物を盗む病的な性癖。ぬすみぐせ。
一般的用語として窃盗癖・盗癖ともいうが、一般に「盗癖がある」窃盗常習犯は、意思欠如型の精神病質は見いだされるものの、その動機は経済的なものであることがほとんどであり、必ずしも窃盗症と領域を一致させない。

景気の浮揚策を策定する
ふ‐よう【浮揚】浮かびあがること。また、浮かびあがらせること。「景気を―する」
さく-てい【策定】政策や計画をいろいろ考えて決めること。「都市計画を―する」

第二次性徴の発現する前に行うと、
だいにじ‐せいちょう【第二次性徴】雌雄が示す身体的特徴のうち、生殖腺・生殖器を除く差異。体つきや声の質、ひげ、ライオンのたてがみや鶏のとさかなど。ヒトでは男性の筋骨や体毛、女性の皮下脂肪や乳房など。

ａ ｂ ともに俯角で測定した場合
ふ-かく【俯角】高所から物を見おろしたとき、その視線の方向と目の高さの水平面とがなす角度。⇔仰角

呉越同舟してバスに乗り合わせる
ごえつ-どうしゅう【呉越同舟】敵対する者どうしが同じ場所に居合わせること。また、敵対する者どうしも共通の困難に遭遇すれば手を携えてそれに立ち向かうということ。◇中国の春秋時代、宿敵どうしの呉と越の者がたまたま同じ舟に乗り合わせたが、暴風に襲われて舟が転覆しそうになると、互いが左右の手のように動いて助け合ったという『孫子』の故事に基づく。

試合は即今有利に展開しつつある
そっ-こん【即今】ただいま。現在。目下。副詞的にも用いる。「―の政情は予断を許さない」「試合は―有利に展開しつつある」