拝啓、キミが望むのならボクは…

拝啓 ボクの愛しい人 キミは今どこで何をしているのでしょうか？
季節が変わって街色変わって 風の薫り変わっていきました
お揃いで買った右耳のピアス どこかで落としてしまったみたい
今悲しいけれどまだ寂しいけれど ボクはずっと待ってますから

遠いところへ行ってしまった
とてもとても大切な人に 手紙を書きました

拝啓 ボクの愛しい人 今もずっと変わらないキミとボクのセピア色の記憶
出逢った頃の思い出 手を繋いで歩んだ道 初めてのキスも抱き締めあった夜も
傷付いた心癒してくれたの その優しい笑顔でしたね
ただひとつ今と違うのは ボクの隣に寝ていたキミがいない

遠いところへ行ってしまった
返事は来ないとわかっているけど手紙書きました

夜 星空捧げます…

大好きだよ 大好きだったキミのこと
「じゃあね、またね」 最期の言葉になるなんて辛かった
キミが望んでるならば すぐに近くにいくからね
だけどまだ耳に残るよ ずっとずっとずっと一緒にいるからね

もう迷わないから 素直な気持ちでずっと愛し続けたい
弱いボクだけど 小さな花だけど

好きな気持ち抑えきれず 苦しめていたのかも
気付かないボクが 大バカだったのかもね

嗚呼 渡せなかった贈り物 約束のこの場所で
二人暮らした小さな部屋が 今はすごく広過ぎて
写真立ての笑顔だけ 寂しくて切なくて…

ありがとうと ありがとうと伝えたいから
誰よりキミが 誰よりキミが大切な人

大好きだよ 大好きだったキミのこと
「じゃあね、またね」 最期の言葉になるなんて辛かった
キミが望んでるならば すぐに近くにいくからね
だけどまだ耳に残るよ ずっとずっとずっと一緒にいるからね

見えない明日 知らない明日 君がいない明日
ボクの中にいる いとおしい少女 冷たくなってく
この手は離さない ずっと…