Nishiki & Kinu

Kinu: 父さん、 見て見て！ 楽しそうなものがいっぱい並んでるよ！ねえ何から遊ぶ？ 早くしないと全部、 遊べないよね！アタシはまずは金魚すくいでしょー、 後は輪投げもやりたいしー…

Nishiki: キヌ、 お祭りではしゃぐ気持ちはわかるけど、 先に賊をなんとかないとダメだろう？

Kinu: そっか。 でも賊を退治するのも面白いもんね！えへへ、 今日は面白いだらけだよ！ 心臓がバクバクしてきたー！

Nishiki: そうかい。 キヌが楽しいとボクも嬉しいよ。

Kinu: あっ！ 父さん、 アタシあれ食べたい！ 焼きイカ！ 焼きイカを食べてみたい！

Nishiki: うーん、 焼きイカか鮮度は大丈夫なのかな… 変なもの食べて体調を崩したら美容にも悪いからねえ…

Kinu: じゃあ、 わたあめ！ それなら鮮度とか関係ないでしょ？

Nishiki: 糖分の取りすぎはよくないんだよね。 あれ、 砂糖の塊みたいなものだろう？

Kinu: なるほどね。 じゃあ、 どれなら食べてもいいの？

Nishiki: 基本的に屋台のものはちょっとね… ボクたちの食べ物には相応しくないかな。

Kinu: えええええっ！ ？ それじゃお腹空いちゃうよーっ！

Nishiki: ボクとキヌの美容と健康を守るためだ。 仕方がないね。

Kinu: ぶー…つまんない！ 今日はせっかくのお祭りなのに。

Nishiki: せっかくのお祭り、 か… 確かに今まではあまり… こういうところに一緒にこれなかったもんね。ごめんね、 キス。秘境での暮らしは寂しかったよね？

Kinu: ん？ そんなことないよ！ 毎日、 色々と冒険して遊んでたから！

Nishiki: …ヘ？そ、 そうなんだ…

Kinu: でも、 父さんたちと一緒の今の方が秘境よりももっともっと楽しいよ！

Nishiki: ははは。 そう思ってくれているのは嬉しいよ。

Kinu:  そんなことよりも、 父さん！ アタシ、 お腹が空いちゃつたよ！

Nishiki: よし、 わかった。 今日は特別な日だからね。さて、 それじゃキヌのために早く賊を倒してしまうことにしよう！

Kinu: やったー！ 父さ大好き！