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Haruba Negi interview - Nino (untranslated)

a guest Dec 14th, 2019 311 Never
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  1. 春場ねぎ先生インタビュー!
  2. 二乃は「ラブコメのお約束」をぶち破る!
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  5. ー  二乃といえばツンデレ……特にツンのシーンばかり思い浮かべてしまいます。
  6. 春場先生:  二乃はもともと風太郎と敵対するキャラクターとして生まれました。ヒロインが五人いるなら、その中に主人公を認めないキャラが必要だなって思って。それもあって連載序盤ではツンを強めに描きすぎてしまいました(笑)。想像以上に敵対キャラになってしまって、デレになるまでにとても時間がかかりましたね。だが風太郎と敵対する動機については、連載当初はっきりとは決めていなかったんですよ。
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  8. ー  ええ!?どうだったんですか!
  9. 春場先生:  第1話は五月を中心に話が進んでいくのですが、その中で五月と二乃がとても仲がよさそうで「これは二乃が風太郎と敵対する原動力に紐付けられるぞ!」と感じたことから、二乃の姉妹想いという設定をしっかりと描こうと決めました。主人公と敵対するキャラクターは「主人公はこんなに頑張ってるのに、なんで認めてあげないんだ!」と読者の反感を買いやすい側面があります。でも、どうして敵対するのかといえば、そのキャラクターにとっての正義があるから。そこをちゃんと描いて、二乃と風太郎の関係を納得してもらいたかったんです。
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  11. ー  連載序盤の二乃の印象は、デレから一番遠くて、本当に攻略の難しそうなヒロインでした。
  12. 春場先生:  ツンな二乃は単行本6巻まで髪を切るまでのフリというか……。髪を切ることで性格もガラッと変えてしまおうと決めていたので、ツンを描きながら「髪を切ってからが楽しいんだから、まだデレさせちゃダメだ!」と自分に言い聞かせながら描いていました(笑)。それに読者に「どうせデレるんだろ」と思われる描き方は嫌でしたね。そのおかげでストーリーも転がってくれて、作者としては二乃にはだいぶ助けられました。ただ、その間に開催した人気投票(第7巻冒頭にて結果発表)で、二乃が姉妹の中で最下位になってしまって……。あのときは僕自身も「もう取り返しがつかないんじゃないか」ってハラハラしました(笑)。それが今で姉妹の中でも一位、二位を争うほどの人気キャラになってくれて、自分を信じてデレを我慢してきてよかったなって(笑)。
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  14. ー  二乃のデレ自体は早い段階で描かれていたのに、その印象をツンが上回っちゃってるんですよね。
  15. 春場先生:  序盤で二乃が風太郎にデレるシーンに、高層マンションから締め出されるエピソード(第2巻第6話)があるのですが、あれはお互いに窮地に立ったからこそのデレだったんです。また単行本1巻で三玖が風太郎の味方になっていることもあって、「次は二乃が味方になる」という読者の予想をいい意味で裏切りたくて。それで風太郎の二乃攻略が進まずに終わるというオチにしました。
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  17. ー  マンションから認めだされる、本当に心細くなりそうなシチュエーションだからこそ、二乃も思わずデレてしまったと(笑)。
  18. 春場先生:  実は……あれは僕の実体験が基になっているんですよ。あのエピソードを描く直前に、実際にマンションから認め出されてしまって……(笑)。
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  20. ー  えええっ!?
  21. 春場先生:  以前に住んでいたマンションで、鍵を持たずにゴミ捨てに出て帰れなくなったことがあったんです。あいにく家族も不在だったので……。一回目のときはたまたま帰ってきた他の主人に「入れてください!」と必死にお願いして何とかなったんですけど、面識がなかったからすごく警戒されました(笑)。
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  23. ー  一回目……というと……?
  24. 春場先生:  実はもう一回あって……(笑)。しかも今度は深夜だったので主人と会うこともなく、エントランスからは帰れなかったんですよ。それで自転車置き場の屋根伝いに非常階段まで登って、そこから無理やり帰りました!そういったこともあって僕の中でマンションで起こるイベントとして、最初に思い浮かぶのが、”締め出し”なんですよ(笑)。
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  26. ー  強引に登って帰るとはすごいですね(笑)。実体験を漫画に反映されることは多いんですか?
  27. 春場先生:  知らず知らずのうちにそうなって、後に気づくことが多いですね。たとえば、風太郎がゲレンデで止まれなくなって転んでしまうのは(第4巻第29話)、僕が友達と旅行に行った時に、スキーで止まれなくなって怪我をした経験が基になっています。漫画の中ではコミカルに描いてますけど、実際はめちゃくちゃ怖かったんですよ!
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  29. ー  髪を短くしてからの二乃は、一花いわく「愛の暴走機関車」状態になりますが……。
  30. 春場先生:  今100%デレなのも、やっぱり以前の取り返しがつかなくなりかけた(笑)ツンの時代があるから。あの頃の二乃を知っている読者ほど、感慨深い読み方をしてくれるんじゃないでしょうか。「昔は悪かったのに今じゃ……」という理想的なヒロインの動き方と思っていて、五姉妹それぞれに描きたいことがある中で一番それを描けているのが二乃ですね。
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  32. ー  今はホントに直球勝負ですよね。二乃が「フー君」って呼ぶたびに、「昔、〇〇薬を盛ったのに」(第1巻第2話など)と過去の悪行を思い出してしまって(笑)。
  33. 春場先生:  今ではそんなことは忘れたようにデレていて(笑)。二乃と風太郎が関わるときはだいたい恋愛話が展開していて、二乃はこの作品のラブコメ担当ですよね。二乃が初めてアルバイトに入れた話(第9巻第71話)は、それまで姉妹間の話が続いていたこともあって、久々のラブコメで楽しく描けたのを覚えています。
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  35. ー  風太郎と敵対していた理由でもあった姉妹想いはそのままに、本当に180度性格が変わってしまったというか。
  36. 春場先生:  わがままだけど次女らしさをあわせ持つのが二乃。彼女はどんなときも自分を貫く女の子なので、結果的にしっかりお姉さんしてるような印象を受けますよね。そんな二乃にとって最大の敵は、周囲の邪魔だったり、偶然のいたずらといった「ラブコメのお約束」なんですよ。それを打ち破るときこそ二乃は輝くし、彼女がどれだけ風太郎のことが好きなのかが伝わってくる。「お約束」で一回目の告白が不発に終わった後も、強引に二回目の告白をして気持ちを伝える流れは、「お約束」を打ち破った瞬間ですよね(第7巻第59巻〜第8巻第60話)。あの場面は描いていて本当に楽しくて、読者にびっくりしてもらえるんじゃないかと反応が楽しみでした。
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  38. ー  金太郎との失恋という切ないエピソードもありました。
  39. 春場先生:  二乃は風太郎を風太郎として意識しているから反発しているのであって、風太郎と気づかずに彼の内面に触れれば、きっと他の姉妹のように好きになる。金太郎とのエピソードは、そのことに二乃が気づくきっかけなんですよ。そして金太郎とのエピソードも含めて、二乃と風太郎の間では、風太郎に支えられるシーンが繰り返し登場します。その象徴が花火大会の「摑んでろ」(第2巻第8話)で、それら一つ一つが二乃にとってはターニングポイントになる。風太郎に支えられて成長していくことを二乃が実感し、それを経験するたびに好きになっていくんです。
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  41. ー  気が強そうに見えるけど決して鋼のメンタルではなくて、むしろ五姉妹の中でも一番繊細な女の子だけに……ですね。
  42. 春場先生:  そうなんです。二乃がウサギ好きという設定も「一人では生きていけない」というのを表していて、振るまいとのギャップを大切にしたかった。だから服装なんかも一花のようなオーラをまとっているものではなく、等身大のオシャレを頑張っている女子高生として描いています。ロリータ系のブランドもので意識は高く見せているけど、家に帰るとジャージやスウェットで過ごしちゃうような(笑)。あと微妙にヤンキーな気質もあるので、ちょっと緩い感じを出したいというのもありますね。
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  44. ー  そういえばタトゥー疑感(第11巻第92話)もありましたね(笑)。
  45. 春場先生:  悪さへの憧れを抱いているような面あって……。酷いことをするにしても一線を越えてしまわないようにするのが、二乃はホントに難しいんですよ(笑)。
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