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- Urban Legend in Limbo Extra Story
- Playthrough: https://youtu.be/hcAu1lU6vog?t=498
- -------
- Scene 1
- 都市伝説異変は収まらない
- Reisen:
- ...波長が良くないな
- Reisen:
- 今夜の月一段と狂気の光を放っている
- Reisen:
- 嫌な予感がするからさっさと見回り終わらせて寝ようっと
- Reimu:
- やっぱりあんたね
- Reimu:
- 竹林で身持ち悪い狂気のオカルトを見たって聞いたけど
- Reisen:
- げー
- 予感的中の予感
- Reimu:
- 狂気って言ったらあんただもん
- Reisen:
- はいはい
- 確かに, くねくねの噂は私ですよ
- Reisen:
- でもそれがどうしたって言うの?
- Reimu:
- それ, 止めてくれる?
- Reimu:
- オカルトボールは外の人間の仕業だって判って消えただけど
- Reimu:
- 都市伝説はむしろ浸透している気がするのよね
- Reimu:
- それで都市伝説が悪用されないように見張ることにしたのよ
- Reisen:
- へえ
- Reisen:
- みんなはどっぷり都市伝説まみれないのによくそんな事言えるわね
- Reimu:
- まあ, 私は良いのよ
- 悪用しないから
- Reisen:
- ...この都市伝説異変の原因を知っているの?
- Reimu:
- む... 結局よく判らないのよね
- 風の噂で月の都からの干渉だとか聞いたけど
- Reimu:
- あ, 月の都と言えばあんたらね
- やっぱりあんたらが関係しているんじゃないの?
- Reisen:
- そんな曖昧な情報でよく悪用しないように見張っているなんて言えたもんね
- Reisen:
- 私から見たら異変の拡散の為に良いように使われて悪用しているのはあんたよ!
- Reisen:
- さあ, 大人しくその都市伝説を手放しなさい!
- fight
- Reimu:
- あいたたた
- Reisen:
- 随分本気で攻撃してきたわね
- Reisen:
- 都市伝説が悪用されないようにってのも正規なの?
- Reimu:
- 正直言うと本気じゃないわ
- Reimu:
- ただ, 放って置く事が出来なくてイライラが募るばかりだし
- Reimu:
- でも何処から手を付けたもんかと...
- Reimu:
- ま, あんたは悪用しなそうだから特別認めてあげるわ
- Reisen:
- ...都市伝説異変は月の都内のトランプが原因なの
- Reisen:
- もう貴方の手の及ばない問題だわ
- Reisen:
- もちろん
- 私の手も及ばない
- -------
- Scene 2
- 都市伝説異変は??れる
- Reisen:
- くねくね, は
- 誰かが私付して噂した物が具現化しただけ
- Reisen:
- 恐らく, 私の耳だけを見て狂気の都市伝説と混同した人がいるんだわ
- Reisen:
- そんな出所不明噂でも
- 具現化するって
- 本当あの方の力は恐らくしい...
- Reisen:
- ん?
- 誰が来た?
- Reisen:
- 貴方が命蓮寺の...
- Byakuren:
- 夜分遅くに失礼します
- Reisen:
- こんな時間に何か用ですか?
- Byakuren:
- オカルトボール騒ぎが
- 落ち着いてからも都市伝説は収まらないでしょ?
- Reisen:
- はあ
- Byakuren:
- それで独自に調査したんだけど
- Byakuren:
- 調査の結果
- いくらか気になる事が出てきたわ
- Byakuren:
- 一つ,
- 都市伝説は容易に操作できる
- Byakuren:
- 一つ,
- 人為的に操作する場合
- その気質に合った噂しか扱えない
- Byakuren:
- 一つ, 具体的な内容が無かったり
- 何らかの条件を満たす
- 一部の都市伝説は具体化しない
- Byakuren:
- 一つ,
- 満月の日は影響が強く出る
- Byakuren:
- という事が判ったの
- Byakuren:
- 特に最後の満月の事だけ
- 特殊なのが気になってね...
- Byakuren:
- 永遠亭の方って
- 月の民なんでしょう?
- ちょっと話を伺おうと
- Reisen:
- ふむふむ, なる程ー
- 長々とどうも
- Reisen:
- しかしその件に関して
- 永遠亭サイドからは何も
- 言うことはないのです
- Reisen:
- 正直に言うと
- うちとしましても...
- Reisen:
- 手の打ちようが無い
- という状況です
- Byakuren:
- へえ
- あっさりと吐露するのね
- Byakuren:
- つまり都市伝説異変は月の民が
- 起こしたと認めているような
- 物じゃない
- Reisen:
- ま, そういう風に考えて頂いて
- 結構です
- Byakuren:
- なるほど
- よく判ったわ
- ごめんあそばせ
- Byakuren:
- ...ってそれだけで
- 帰るわけないでしょ
- Byakuren:
- だとしたらなおさら
- 話を聞かないといけないわ!
- Byakuren:
- さあ, 偉い人を呼んできて
- Reisen:
- それは出来ません
- 来客は追い返せと
- 言われていますので
- Byakuren:
- ならば仕様が無い
- Byakuren:
- 門番させられていたことを
- 後悔する夜になるわ!
- fight
- Byakuren:
- ほう
- その覚悟
- Byakuren:
- どうやら本気で通す気は無いようね
- Reisen:
- ええ
- 都市伝説の件に関しては
- 今は何も語らないので通すなと
- Reisen:
- ただ折角自力でここまで辿り着いた方ですので
- これだけは教えましょう
- Reisen:
- 都市伝説異変は永遠亭の者が
- 起こした物では無いという事と
- Reisen:
- 今の異変は既に牙を抜いた
- 後であるので怖れる事は無いと
- Byakuren:
- 判ったわ
- 貴方の覚悟は本物ね
- Byakuren:
- どういう訳か都市伝説が
- 具現化し始めたけど
- Byakuren:
- これは最初は何らかの意図が
- あったが, 今はもう無いので安全
- Byakuren:
- そう理解させて貰うわ
- Reisen:
- 桔構です
- それに次第に異変も
- 収まるでしょう
- Byakuren:
- そうと決まれば今のうちに
- 楽しまないとね!
- 都市伝説!
- Byakuren:
- よーし, 今夜は
- ひとっ走りするわー!
- Reisen:
- ...行ちゃった
- まあ, 運転気を付けてね
- -----
- Scene 3
- 都市伝説異変は道を逸れる
- Reisen:
- あー疲れたー
- Reisen:
- 霊夢さんなら
- いつ来てもおかしくないけど
- まさか命蓮寺の住職まで
- Reisen:
- お師匠の読みが
- 当たったわね
- Reisen:
- こんなに早く
- 輝夜様の無限回廊の術が
- 役に立つとはねえ
- Miko:
- おいそこの兎よ
- Reisen:
- !?
- Miko:
- ここの廊下はどう
- なっているんだ?
- Miko:
- 行けも行けども
- 終わりが見えないぞ
- Reisen:
- ちょっとちょっと
- いつの間に侵入しているのよ
- Miko:
- 月の民に話があって
- やってきたんだが
- Miko:
- なるほど... 永遠に続く廊下か
- Miko:
- これは微少な時空の隙間を
- 無限に繋げる力だな
- 月の民の力だろうな
- Reisen:
- 本当, 道士ってのは
- 自己完結していて
- 他人の迷惑を顧みない奴ね
- Miko:
- ...という事は
- 空間を扱う仙術の一種
- という訳だ
- Miko:
- 私の手にかかれば
- この永遠の廊下の術を破るのは
- さほど難しい事では無い
- Miko:
- そこの兎!
- 今からこの無限の罠を打破するが
- よろしいか?
- Reisen:
- コラッ!
- よろしかないよ!
- Reisen:
- さっきりから聞いていれば
- 勝手に上がり込んで
- 何をしようっていうのよ
- Miko:
- おおこれは失礼
- Miko:
- オカルトの事を調べていたら
- ここの辿り着いたんでね
- Miko:
- 月の都のオカルトボールな
- Miko:
- あれはおかしいな
- Miko:
- まるでホワイトホールのように
- オカルトパワーがわき出ている
- Miko:
- まさに無限だ
- Miko:
- その事で永遠亭(ここ)に
- 調べに来たんだが...
- 月の民が居るって聞いたんでね
- Reisen:
- そうですか
- Reisen:
- しかしその件に関しては
- 何も語ることは出来ません
- Reisen:
- お師匠にも合わせる事は
- 出来ません
- Miko:
- ほほう
- 認めるんだな
- Miko:
- オカルト騒ぎの大本は
- 月の民である事を
- Reisen:
- 語ることは何もありません
- Miko:
- じゃあ
- 自分で調べるまでよ!
- fight
- Miko:
- ううむ
- Miko:
- 本気で通さないという訳だな
- Reisen:
- ええ
- それが命令ですので
- Miko:
- 私も調査のためだけに
- 殺めるのは気が引ける
- Miko:
- これ以上は攻撃を強く
- できないな
- Reisen:
- ふう
- 考え直すして貰えましたか
- Miko:
- しかし...
- 語ることは出来ないとはまた
- Reisen:
- 言わずもがな, 都市伝説異変は
- 月の民の仕業です
- Miko:
- まあそう言っているような
- もんだな
- Reisen:
- しかし勘違いしないで頂きたい
- 永遠亭はそれに対し
- 中立の立場なのです
- Reisen:
- 都市伝説異変から牙を抜いて
- 安全な物に替えたのも我々です
- Reisen:
- ですので安心して
- 都市伝説異変をお楽しみ下さい
- Miko:
- ......
- Miko:
- なるほど
- 先ほどの覚悟から信用しよう
- Miko:
- では教えてくれたお礼に
- こちからも一つ新しい情報を
- 与えよう
- Miko:
- これはオカルトボール騒ぎよりも
- 重大な被害をもたらす
- 可能性が高いものだ
- -----
- Scene 4
- 賢者の?算
- Reisen:
- うーん
- Reisen:
- さっきの道士の話は謎ねえ
- Reisen:
- "精神が乗っ取られたり
- 身体の自由が利かなくなる
- 異変が起こり始めている"
- Reisen:
- "どうやら都市伝説を利用している奴らに
- 強く影響が出ているようだ"
- Reisen:
- そんな話, 初めて聞いたわ
- Reisen:
- そんなのサグメ様の策でも
- お師匠様の策でも無いしねえ
- Reisen:
- だとすると
- 都市伝説異変を悪用する
- 奴がいるって事なのかな
- Reisen:
- その証拠が神社で見られるって
- Reimu:
- あれ?
- 私何か忘れ物でもした?
- Reisen:
- いや
- そんな訳じゃ無いんだけど...
- Reisen:
- 何か変わった事無かった?
- Reimu:
- いや... 別に...
- Reisen:
- ところで何でこんな夜遅くに
- 外に居たの?
- Reimu:
- うーん
- 何でだろう
- Reimu:
- 確か寝ていたはずなのに...
- Reimu:
- 何か今夜も暑くて寝苦しいなあと
- もぞもぞしていたら
- 気が対いたら外にいたのよねえ
- Reisen:
- 身体を乗っ取られた...!?
- Reimu:
- ううう... まただ
- Reimu:
- 急に身体の自由があああ!
- Reisen:
- だ, 大丈夫!?
- もしかして隙間女(オカルト)に身体を
- 乗っ取られたとか
- そんなベタな展開がー!
- Mokou:
- おっと
- ここは何処だ?
- Reisen:
- んー?
- Mokou:
- あれー?
- 何だ神社か?
- Reisen:
- あんたは妹紅!
- Mokou:
- おや, 鈴仙ちゃんじゃないか
- どうしたの?
- Reisen:
- どうしたもこうしたも
- 私が説明して欲しいわよ
- Reisen:
- 今さっきまで霊夢さんと
- 会話していた筈なんだけど
- Mokou:
- 霊夢?
- 居ないじゃないか
- Reisen:
- さっきまでいたのよ!
- 目の前に!
- 今あんたが居る場所に!
- Mokou:
- ふーん
- 解せないな
- Mokou:
- 私は瞑想していらんだ
- Mokou:
- 目の瞑るとあの世が
- 近くに見えるんだな
- Mokou:
- 今夜は瞑想の調子が良くてな
- 明瞭にあの世に度立っている
- のが見えたんだが
- Mokou:
- 川の向うに渡った途端
- 何故か今のありさまさ
- Reisen:
- んー?
- 瞑想は竹林で?
- Mokou:
- そうだ
- あんたは何が起きているのか
- 判っていないみたいだな
- Mokou:
- もちろん私にも判らん
- Reisen:
- あの道士はこの異常な出来事を
- 言っているに違いない!
- Mokou:
- ところでお前は
- 何故神社に居たんだ?
- Reisen:
- んー
- それはその
- Reisen:
- この異常事態を見るため
- って言っていいのかな
- Mokou:
- 何か判っているようだな
- 私の身に何が起きたのかも?
- Reisen:
- いやそんな
- 本当に判らないんです
- Mokou:
- ふんふん
- そんな謙遜は要らないよ
- Mokou:
- 最近気付いていたんだ
- Mokou:
- 永遠亭で不穏な動きが
- あるってね
- Mokou:
- どうやら不死身の私は実験台に
- されているのかな
- Reisen:
- いえいえそんな...
- Mokou:
- ふん
- 馬鹿にしゃがって
- Mokou:
- お前ら月の奴らはいつも
- 人間や妖怪を見下しているよな
- Mokou:
- あー何だか腹が立ってきたぜ
- Reisen:
- そ, そうですか
- では私はこの辺で
- Mokou:
- 月の民がどんだけ偉い
- っていうんだ
- Mokou:
- お前ここらで
- 一回痛い目に遭ってみないか?
- Reisen:
- 遠慮したいです
- Mokou:
- 駄目だね
- 何だかだっきから
- 私の中の火が黙っていないんだ
- Mokou:
- 地上最高の炎で
- 月まで舞い上がれ!
- そして月へ帰れ!
- Screen:
- 相手が燃え尽きるまで攻撃に耐えろ!!
- ---------
- Ending
- https://www.youtube.com/watch?v=9pU3CFKNO-A
- https://www.dropbox.com/s/tvc08ys5l7oeyp0/th145-reisen-ending.zip?dl=0
- (Hakurei Shrine)
- 決着は着いた.
- 軍配は辛うじて月の兎に上がった.
- とはいえ相手は不死身の怪物だ.
- 持久戦となればまず勝ち目は無い.
- しかし勝負は意外な出来事で決着した.
- (Reisen & Reimu, Reimu feels weirded out)
- 闘っていた筈の妹紅は突然, 霊夢に
- 戻ってしまったのだ.
- 霊夢は痛がっているが, 二人とも何が
- 起きたのかまるで判らなかった.
- 霊夢は混乱していたが
- 鈴仙が熱心に事態を説明し続けたら
- 少しずつ受け入れていったようだった.
- 一体, 何が起きたというのだろう.
- 神子は
- "都市伝説を利用している奴が
- 影響受けている" と言ったが...
- ということは, さっきの出来事は
- 都市伝説異変の影響なのだろうか.
- (Reisen reports to Eirin)
- 鈴仙はこの事をお師匠様に報告した.
- 鈴仙が冷静さを保てていたのは,
- 心の何処かで都市伝説異変は
- お師匠様の領分だと思っていたからだ.
- 自分が慌てても何も出来ない.
- 放って置けば解決する.
- 知らない事象はお師匠様が解決すると.
- しかし今回の出来事を報告して
- その安定は脆くも崩れ落ちた.
- それはお師匠様にも見当が付かない.
- 不測の事態だった.
- 恐らく幻想郷独自の問題であり
- 月の民は一切関係ない.
- だから地上の民が調査し, 解決する, と.
- そう冷たく言い放った.
- そうだった, 永遠亭は中立なのだ.
- しかし, 鈴仙は思った.
- 私はその解決に乗り気がった.
- もう私は中立ではない.
- すでに地上の異変が生活に影響する
- 地上の兎一匹なのだから.
- Epilogue
- 調べ始めた直後だった.
- 霊夢と妹紅に起きたような出来事が
- 次々に起こり始めたのだ.
- 突如瞬間移動して現れる人間.
- それと同時に消える人間.
- 体験した人間に話を聞くと
- 誰かに身体を乗っ取られたようだと説明する.
- しかし外から見ていると, 精神が乗っ取られたというよりは
- 肉体ごと入れ替わっているように見えた.
- しかし困ったことに,
- この異常事に皆が慣れ始めていた.
- 上手く使えばいつでも好きな場所に行けるじゃん, と利用する奴も来てきた.
- 幻想郷の悪い癖である.
- そしてこの異常が
- 世にもおぞましい争い事に発展するとは
- この時はまだ誰も思っていなかったのである.
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