[お話お読む前に]

日本児童文芸家協会元理事長
岡 信子

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この本には、一年生のみなさんに、ぜひ、よんでもらいたいお話を、あつめました。日本と外国のお話が十話と、詩が二編、おさめられています。
一つのお話が十分ほどでよめる「朝の読書」にふさわしい、みじかくてたのしいお話ばかりです。

むかしの作家のかいたお話には、いまはあまりつかわれないことばが出てきますが、じっくりあじわうと、いみが、きちんつたわるはずです。
気に入ったお話にであったら、おともだちやおうちのかた、先生などにおしえてあげてください。

お話およむと、どきどきしたり、あかるい気もちや、かなし気もちになったりしますが、それは、こころのゆたかな人になるための、たいせつなえいようになります。
お話のなかの、主人公なったつもりでよむと、主人公の気もちが、なお、いっそう、よくわかるでしょう。
お話をとおして、ぜひ、たくさんの発見をしてください。