「きゃーっ、素敵ー！　カミーラ様ー！」

「というわけで四天王の一角！　ドラゴン魔人！　カミーラ様のお話よ！」

「約三年前、ゼスにてカミーラダークという　大災害を引き起こした張本人さん」

「その性格は、冷血、怠惰、傲慢。　と言った感じかしら」

「カミーラ様は約三年前、　人類侵攻作戦としてゼスに攻め込んできたの」

「人類侵攻というか……　リトルプリンセス捜索の一環だったのかしら」

「なにはともあれ、　これをきっかけにゼスにいた　ランス様と敵対するように」

「最初は運も力も恵まれたランス様を　ちょっと面白がって気に入ってる節も　少しはあったんだけど」

「カミーラ様の使徒を、　ランス様に殺されたと聞き、　その敵対は決定的なものに」

「最終的には邪魔が入ったこともあり、　ランス様に敗れ、ゼスの迷宮に封印される形に」

「うーん、踏んだり蹴ったりで、　なんともおかわいそうなカミーラ様……」

「ちなみに魔人ケイブリス様こと、　ケーちゃんさんがずっと求愛してるけど、　カミーラ様には嫌われてるんですって」

「うーん、可哀想だけど……　カミーラ様の美意識には　引っかからないのはなんとなーく分かるかも？」

「昔の毛玉時代とか可愛いかったでしょうにね」

「私なら一も二もなくオッケーするのに！　毛玉時代でも！　今でも！」

「あ、でもカミーラ様に手紙出して、　びりびりに破かれる方のケーちゃんさんの　立ち位置もなかなか捨てがたい！」

「うっひょー！」

「あなたはどっち派かしら？」

「きゃーっ、素敵ー！　カミーラ様ー！」