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- 24.カーテン・コール
- 日が傾いてから家にポーンで帰ったら。
- ダァー☆を開けるとフランが仁王立ちしていた。
- おう、何かデジャブ、機嫌も悪そうだ。
- 「おかえりオットー君。ジェーンちゃんも。」
- 「おう、戻った。」
- 「あ、ただいま帰りました。」
- 「ジェーンちゃん、ごめんなさい。デービス家から迎えが来てたけど頭にきて帰しちゃった。」
- 清々した顔のフラン。
- 何か有ったのか?
- 「え?迎え…。」
- 「そう、Mr.Rミスター・ロバートが着たけど…。服は洗っちゃったって言ったからね!」
- 「お、おう、そうか…。」
- 「服…。」
- 何か判らない顔のジェーンに怒りの笑みのフラン。
- 「そう、下着。」
- 「え?あ?ああ?あああああ」
- 顔の赤くなるジェーン。
- なるほど、初夜の証拠を求められたのか。
- 「Mr.Rミスター・ロバート氏は悪い人では無いけど…。杓子定規すぎるから。」
- 怒り呆れ顔のフラン。
- 「まあ、職務に妙に忠実な所は有るな…。」
- 流石鬼畜メガネ。
- 事後の少女の下着を求めたのか…。
- いや、家に取っては凄い重要なコトだが…。
- 「でしょ?でしょ?思わず怒っちゃった。で、ジェーンちゃんは明日オットー君とマルカちゃんと一緒に馬車で登校して。今晩中にデービス卿に抗議の手紙書くから。一緒に持っていって。」
- 「はい…。判りました。」
- デービス卿…。なんでそんなに必死なんだ?
- 怒りの元がなくなり…機嫌の良くなるフラン。
- 妻達が全員揃い、居間でお茶が始まる…。
- マルカとベスタはメイド服だ…。
- 「夜鳴き止めの薬の材料が手に入りました…。」
- 工口婦が嬉しそうに語る。
- 「大丈夫なの?」
- 「はい、けっこう効きます。」
- 「いや、そういう意味ではないぞ?」
- 「たしか…。汎人にも効いたはづです…。」
- 「ふーん。」
- 「大丈夫でしょうか?」
- 疑わし毛なフランに不安そうなエレノアたん。
- 「整腸作用のある木の根と…。体温を整える木の実の種…。を子供用に配合する薬ですね。大人用配合も有るから…。自分で飲んでみて効果を確かめます。」
- 材料を指折数える工口婦。
- 「なら…。安心か?」
- 「はい。安心です。」
- 「まあ、未だ夜鳴きするとは限らないから…。」
- 「あの…。未だ早いと思います。」
- 「店に注文していたのがやっと手に入ったんです。なかなかココでは手に入らなくて。」
- 「そうか…。」
- 店とは絶対、妖怪エルフ婆の呪いの店だな。
- 「ところで…。」
- 「さあ。ジェーンちゃん。考えてくれた?」
- エレノアたんが口火を切る。
- ソレに追撃するフラン。
- 「え?あ、はい。未だ…。」
- 言葉を濁すジェーン。目が泳いでいる。
- 「うーん。お姉さんに相談してね?」
- 「あ、あの…。教授、皆さんの紋章は…。」
- 「ああ、身体強化の紋章のコトだな。」
- 「わ、私も入れないといけないのでしょうか?」
- 「けっこう便利なのよ~。」
- 「わたしは元々、入っていましたから。今はオットー様専用です。」
- 怖い目で大きな腹を擦る、オットー専用MSマスタースレイブイネス。
- 改造済みだ。
- 「力も湧いてきます、爽快です。」
- 「す、すごくきもちいいです。」
- 「はい…。そうですね。」
- 自白するベスタとマルカに顔を赤らめるエレノアたん。
- 「改良型は有るのだが…。」
- 「え?何ソレ?」
- 「そうなのですか?」
- 新型に瓶缶なフランと型遅れに敏感な工口フ。
- 「効果はほぼ同じだ、通常時は見えない。発動時に浮き出る。但し、暗闇で光る。薄い着衣だと地肌が見えるかもしれん。」
- 「えー。なんかヤダ。」
- 「ちょっと、恥ずかしいですね…。」
- 一時期は随分と露出した服を着ていた工口フが恥らう。
- 「コレで良いです。」
- 恥じらい両手で身体を隠すエレノアたん。(ハアハア)
- 「まあ、紋章は通常、殆ど発動中だからな…。」
- 光りっぱなしだろう。
- 但し、仄かに暗闇で光る、誰も黒海艦隊の水兵だと思わないだろう。
- だが、ダンジョンの暗闇の中では敵の集中攻撃ヘイトを受けそうだ。
- 「なーんだ。面白くない。」
- そういえばフランは暇つぶしなのか、以前から収集していた俺の書いた紋章の解析を行っている様子だ。
- 一度聞かれた事が在った、その時は時間も在ったので。
- 全て教えたら怒った。
- 確か発振の紋章だったがどうやらパズル感覚で解析している様子だ。
- ひょっとしたら、自分フランの紋章も解析しているのかもしれない。
- まあ、比較できる相手は沢山居る。
- 「新型は細かい設定を後から変更できる物だ。状況に合わせて出力を変えられる。」
- ヴァイス少年男の娘の解析結果により修整パラメータとデータテーブルが出来つつある。
- 男女比較も出来るので。
- 非常に有用なテストベッドだ。
- 無論、製品版には管理者権限を付けて割り込みインターセプトに対抗しなければならない。
- 恐らく近い将来、魔法戦闘は高度な物になるだろう。
- 「げ、それって凄くない?」
- 「まあ、な…。」
- ホルモンバランスが崩れて怖い工口フを大量生産しない為の手段なのだ。(実験済み)
- 無論、バランス崩しまくって。”らめぇ”状態の物も用意して有る…。(未実験)
- 「それは…。どんな物ですか?」
- 「ジェーン、そうだな…。例えば、魔法使いは突発的に魔力の大量放出が重要だが常時ではない、剣士は日常の身体の強化は必須だ。身体強化の紋章にはこの両方が含まれ稼動している。使用者は状況に置いて割合を換える事が出来る。」
- 他にも機能は有るが…。嫁入り前の娘に話すコトでは無い。
- 「はあ…。」
- いかんな、ジェーンは理解していない顔だ。
- 「剣士を目指す者は日々の身体の鍛練に重きを置き。魔法を連続して使う状況なら魔力発生に切り替える事ができる。夢の魔法剣士の完成だ。」
- 最低でもミソッカス共程度の剣と魔法がつかえる。
- フェルッポは元気に士官しているだろうか…。
- 「魔法剣士…。」
- 「無論ソレには日々の魔法の研鑽が必要になる。剣と魔法、両方を極めないと不可能だ。」
- 但し、怪我と筋力の発達についてはかなりの補助が得られる。
- 筋力とは恵まれた者にしか与えられない。
- コレなら喰って動けば問答無用に憑いてくる。
- 「あの…。特に成りたいものは無いのですが…。漠然と騎士に成りたいと…。女中でも良いのですが…。」
- 「うーむ、腕の立つ女中か…。」
- 言って違和感を覚える。
- 戦闘メイドか…。ゲームっぽいな。
- 居ないワケでは無い、たしかヤンデレの御付のメイド達は戦闘力が高そうだった。
- 翔ちゃんの知識でも死者の王オーバーロードに仕えるプレアデスと言う…。
- 「あの…。騎士も女中も主人に使える者です、主人を見つけないと…。」
- ベスタが思考に割り込む、尤も重要な意見を述べる。
- 「そうだな…。まあ、将来仕える者が出るまで研鑽を積むのも悪く無いだろう。今は色々なコトに挑戦してみることだ、個人の技能は主人を助ける。」
- 鶏鳴狗盗でも仕える主人に寄っては素晴らしい働きになるのだ…。
- 常時、スーパーマンを求める様な上司では部下が苦労する…。
- 特にあの常務の様な…。
- 「はい。」
- 「奥様、お食事のご用意ができました。」
- 老メイドのルテーゼの声だ。
- 夕食はマルカが今日一日掛けて作った帝国料理だ。
- 帝国パンとバターライス(陸生米)付き。
- 香辛料を押さえて、優しい味に出来ている、美味い。
- 皆、喜んで食べている。
- 食事が終わると居間でお茶だが、女性陣の作戦会議が有ると追い出された。
- 仕方がないので自室で机に向かい資料の整理を行う。
- 「さて…。作る物が多すぎるが…。何から作るか…。」
- 何を作るにしても作る為の道具を作る所から始まるのだ…。
- ナークス工房では遂に、量産型ミシンの生産に入り。
- 最近、ミノ太革の出荷元で名を上げ始めたエンリケの店が仕入先の革工房に売り込んでマズマズの反応を貰っている。
- 翔ちゃんの世界ではミシンは職人ギルドの敵で作ったら焼き討ちされる運命だが。
- この世界の職人には好意的に受け止められている。
- 完全自動でない事と。
- 手作業部分が多いので、仕事がちょっと楽になる便利道具として受け入れられている様子だ。
- 革の目打ちは力仕事だ、縫い目ピッチも段階で変えられる。
- 劇的に良くなるのではない、ただし人は楽なコトを覚えると手放せなくなる。
- 故障が多いので貸し出しでレンタル料金を取っているが…。
- 将来は買い取る工房も出てくるだろう。
- 冒険者への革の鎧で景気が良い。
- まあ、景気が良い内は、皆調子の良いコトしか言わない。
- コレで莫大な儲けを出す気も無い。
- 目的は王国の生産力の向上なのだ。
- 次の生産装置を考えなければ…。
- 魔法回転モーターでトルクを出すと大きなフライフォイールになる。
- 自動的に装置は大きなモノになるので出来る所はココラ辺からだ…。
- 自動ハンマーと圧延ローラー、回転砥石、鍛冶道具だ。
- 大まかな設計図ポンチ絵は既に出来た。
- 製造の為に最適な大きさにする必用がある。
- 大きな鋳物部品が必要だ。
- 鋳物を使わないとなるとどうしても小さな物しかできない。
- 先ずは小さな物から作る必要がある…。
- アホな話だがその機械を作る為にソレより小さな機械を作って部品を作り大きな機械を作る必要があるのだ…。
- 自動ハンマーは最終的には人の背丈ほどの大きさになるのは決定だ…。
- あの世界では巨大な何百屯級の自動ハンマーが在ったが、戦艦でも作らない限り必要ない…。
- この世界で作るのは精々人の背丈ほどの剣位しか無い。
- だが、特に圧延ローラーは金属板を作るのに必須な機械だ。
- 大きな圧延ローラーで大量に板が作れるが、圧延ローラーを作るには大きな鋼鈑を大量に使う。
- 無論、小さな圧延ローラーでは小さな板しか作れない。
- 徐々に大きな物を作って行くしかない…。
- 大きな圧延ローラーは鋼鈑も作るコトが出来るのだ…。
- 「ブリキ、装甲板、鎧、パイプ。産業用でも一番重要な生産装置だ…。早急に作る必要がある…。だが…。」
- 頭を掻く…。(落ちる戦友)
- 恐らくこの世界の鍛冶屋では大きな鉄板の使い道は思いつかないだろう…。
- 精々、鎧フルプレートの材料は幅1.5m長さ2mの鋼鈑2枚在れば充分だ。
- 取り合えず、ローラー幅が2.5m程度の物を最終目標に…。幅1mの物から作る…。
- 「ソレでも均一に延ばすには圧延ローラーの直径が重要に成る…。完成すれば見上げるほどの大きさになるな…。」
- 長く大きく成れば裁断する機械が必要になる…。
- 「門型裁断機ギロチンシャーか…。かなり巨大な機械になるな…。」
- ソコまで行くと油圧装置が必要になる。
- 流石に不可能だ。
- 高精度のシリンダーの製造が出来ない。
- まあ、中ぐり切削機ボーリングマシンが出来るまでの辛抱だ…。
- きりが良い所で片付け次に掛る、難しい問題が多い設計は頭を痛くする、次は簡単な物を選ぶ。
- 回転砥石は直ぐに出来る簡単だ。
- 但し儲からない。
- 砥石加工が難しいので石屋が一番儲けるだろう。
- 「どうせ鍛冶屋での研磨は荒砥だ型枠を作って研磨材と砂を詰め土魔法で砂岩に変えて砥石としても良いか…。回転速度と磨耗が制御できれば荒砥から中砥まで対応できる…。」
- だな、回転数は魔石でコントロールするので砥石を強化する魔法を付けても良い。
- こねる機械はもう既に有る。
- そうなると、型枠で芯だしと変芯を抑え、有る程度の複雑な形が出来るので回転体と一体化もできる。
- 部品点数を減らす事を考える。
- 大きさが決ればサクサク図面が出来る。
- 設計で母材料の大きさの心配しなくて良いってサイコー!
- 気分が乗ったので序でに魔法の送風機を設計する。
- 只の遠心ファンだ。
- ふいごの代わりの自動ふいごとして売ろう。
- 別に魔法でなくても良いが…。
- せっかく高速回転できるのだ、作っても良いだろう。
- 翔ちゃん知識の公式に数字を当てはめて大きさを決める。
- テキトーで良い、どうせ異世界、この世界の大気成分があの世界と同じなワケが無い。
- レイノルズ係数も気体も気圧も違うのだ。
- 但し共通なのは回れば風が起きる。それは変らない。
- 適当に目標の空気流量を決め、以前作った回転体の資料を出す。
- スクロール始点半径と開始角度、終点半径、羽根車直径と内径を計算で出す。
- 羽枚数と入口角と出口角は回転モータの特性トルクと回転数により最適値が変化するが…。
- ソコまで効率考えなくても良いだろう…。
- 直角で良い、計算が楽になる。
- 回転制御は二段階にして吸気口に手動ダンパー付けて風量を制御しよう。
- あの世界のボイラー送風機でお馴染みの方法だ。
- 数字が決ると構造体の強度の計算に入る。
- 板厚を決めるのだ。
- 特に回転体は軸馬力の1.5倍の力が掛る。
- 羽根は強く、軽く、偏芯無く、鉄板で作れば良いが…。
- まあ、最悪は回転体を木で作っても良い。
- 高速回転しなければ良いのだ。
- それなら、手で回せるようにすれば良い。
- 魔法の必用も無くなる…。
- 無論、回転体の直径と本体ケースが大きくなる。
- 「ただの唐箕とうみだな…。果たしてこの世界の農業で使えるのか?」
- 確か、穀物の仕分けは奴隷が手で取っているだ。
- 「手間が掛る事は奴隷で解決、これ異世界の常識。いやいや、この先、食糧増産が現実に起きればそんなコトに労力を払えんだろう…。」
- セルフツッコミしているとダァー☆の音で思考が中断した。
- 『オットー様、お休みの時間です…。』
- イネスの声だ。
- 今日はイネスか…。めずらしいな。
- 「判った片付ける。」
- 書いた図面を束ねる。
- 完成図面は後でもう一度見直そう…、
- 計算のメモ書きも一緒に束ねる。
- 机の上を片付けて。
- 寝室に向かう。
- ドアを開けて気が付く…。今日はジェーンが居るのに…。イネスの番なのか?
- 「「「よろしくおねがいします、オットー」様」君」
- 妻達全員が寝具に身を包み…寝室内に並んでいる。
- 「オットー君、今日の主役はジェーンちゃんだから。さっ、ジェーンちゃん。旦那様にご挨拶。」
- 「なに?」
- ジェーンがベスタの影に隠れていたので気が付かなかった…。
- 「あの。不束者ですがよろしくお願いします…。」
- 恥じらい皆の前に出されたジェーンの寝具は白いスケスケキャミソールにカボチャパンツだった。
- 「うむ、ジェーンには未だ早いと思うが…。」
- うむ、良い膨らみ、形だ…。輪郭が判る程度の透過率で恐らく絹のあぶない服だ。
- ジェーンの顔が真赤だ。
- 「オットー君、ジェーンちゃんから話を聴いたけど…意外と面倒なコトに成ってそうなの。デービス卿は本気なの。交渉し様が無いみたい。」
- 「交渉…。しかし、彼女には選択の時間を与えています。せめて学園に居る間は…。」
- そうだ、最終判定は卒業式のイベントだ。
- 「フフフーン、オットー君、随分と紳士ね?」
- 「そうですね…。私の時はケダモノの様に…。」
- 工口工口魔女コンビが俺を責める。
- いや、アレは本人も了解してただろ?少なくとも強姦では無かった。(同意的な意味で。)
- イネスはムリヤリ丹田を回してヤリヤリ回したが…。(性的な意味で。)
- 何故かメイドさんズが非難の顔になる。
- おう、ベッドサイドが麩陰気で最悪…。
- 「喜んでいたと記憶…。」
- 「あの時は久し振りだったので…。私はその…。誰にでもと言うわけでは…。」
- 「とにかく、もう、ジェーンちゃんは妻の一人です!誰にも文句言わせません。」
- 焦り言葉を遮るイネスに、ちょっと拗ねるフラン。
- 「はい…。あの…良いのでしょうか?」
- 恥じらうジェーン。
- うむ、将来は母親に迫る大きさに育つな…。
- 「そうね。デービス卿の好きにはさせないから…。ジェーンちゃん。後は任せておいて。」
- フランが笑顔で答える。
- 「はい。そのほうが良いと思います。」
- 「あ、あの…。たぶんそのほうが良いです。」
- 「そうしましょう。オットー様、お身体を拭きます。」
- エレノアたんもマルカもベスタも同意している。
- 「ジェーン、良いのか?」
- 「ひゃい!あの…。解からないのですか…。お爺さんもお母さんも貴方に付いて行きなさいって…。フラン様も早いほうが良いと…。」
- 「ジェーンちゃん、家族だけでは”様”禁止。」
- 「あ、申し訳ございません。フランさ…。ん」
- 更に真っ赤に為るジェーン。
- 「うむ…。そうか…。」
- 強制イベントの様子だ。
- どんなフラグが立ったのだ?
- 「オットー様、用意が整いました…。」
- ベスタがタオルを絞っている。
- 「はい、では脱ぎましょうね。」
- 「あ、はい、お手伝いします。」
- 「わたしも~♪。」
- 「む、みんなでやりましょう。妻の務めですから。」
- 「「はい!」」
- 拭き拭きが終わり。
- 広いベッドの上で中央、仰向けに横たわるジェーン。
- 「ジェーン、良いか?」
- 「は、はい。」
- 恥ずかしいのか俺の顔を見ないジェーン…。
- 微笑むさんずい辺の第一画、ベスタを見ている。
- ベッドの上は、俺とジェーンで中央の口なら河の字だ。
- 「紋章を書き込む。おなかを出せ。」
- 「は、はい。」
- 目を瞑り、震える手で薄いキャミソールをたくし上げるジェーン。
- うむ、したちちフラッシュだ。
- ジェーンの正中線に触れる…。
- 一瞬電流が流れた様に痙攣する。
- 皮膚の状態は良さそうだ…。
- 改良転写お札”お嫁さん改二型”を収納から出す。
- この様なときの為に開発しておいたのだ…。
- ”この様なとき”とは、いきなり妻にしなければ為らない状況に対応する為だ。
- これなら、不意に妻が増えても安心です。
- これハーレムの常識。
- 裏表を確認して中心の穴を臍に合わせる。
- 中心線と上下の角を合わせ皮膚に密着。
- 「ジェーン、俺の物になるか?」
- 最終確認だ。免責事項の確認は契約の重要な項目だ。
- 「は、はい…。お願いします。」
- 「すまない、もう少し考える時間を与えたかった。」
- 「いえ…。いいんです、結果は解かっていたんです。お父様に逆らえないって。でも、お爺さんと…。みんなに会って判りました。わたしは未だ恵まれているんだって…。」
- 「そうよ…。ジェーンちゃん。デービス卿のコトは任せておいて。もう家ウチの子だから文句言わせないわ。」
- 肯定する第4画のフランに頷くさんずい辺くっころロリばいんばいん
- 「みんなで幸せをみつけましょう。」
- 8画目のフラン…。笑顔だが目が怖い。
- 「はい…。」
- お札は粉々になり妻になった、後に戻ることは無い。
- ジェーンの物語が序幕アンサンブル・カーテンコールした。
- (#◎皿◎´)俺の股間の傘で序幕式アンサンブル・カーテンコール…。
- (´・ω・`)…。(ヒドス…。)
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