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- 切り出しテキストでカットデータの作成
- 「切り出しテキスト」によるコンバートは、BMP画像とPSD画像の両方に対応しています。
- 同じファイル名で拡張子が [.txt] のファイルがあれば「切り出しデータ」として変換します。
- 例)grp000.bmp (grp000.psd) なら grp00.txt
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ■「切り出し」とは
- 「切り出し」とは、画像コンバート時に、複数の矩形に切り出す事です。
- 通常コンバートの場合は、単純に1枚絵のデータが作成されますが、
- 切り出しコンバートの場合は、切り出された複数のデータが連結しているデータとして作成されます。
- 例えば、ロールプレイングゲームで使用するようなチビキャラクタの歩きパターンをパターンごとに
- 切り出すような感じだと考えて下さい。
- 「切り出しデータ」は、オブジェクトシステム用に特化した形式です。
- 旧来のバンクシステムでも画像を問題なく読み込む事はできますが、切り出しておく意味がありません。
- ≪注意点≫
- レイヤー切り出しは、全ての切り出しを「レイヤーのサイズ」で切り出します。
- ※サイズの違う切り出しをする場合は、≪切り出しテキスト≫ の方法でしかできません。
- ≪切り出しレイヤー≫
- PSD画像なら、レイヤーを利用した切り出しが行えます。
- どちらが適切な方法なのかは、画像の取り扱い方によります。
- 「切り出しレイヤーでカットデータの作成.txt」もご一読ください。
- ※1つの画像に対して「切り出しレイヤー」と「切り出しテキスト」を併用する事はできません。
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ■中心座標命令
- 切り出した画像の中心を指定する命令です。
- G00データには、中心座標を設定する事が出来ます。
- 中心の使用目的は、アイデア次第です。
- 例えば、ロールプレイングゲーム等のキャラクター表示順位で、Y軸が大きい(下にあるほど)、手前に表示するとします。
- この際、Y軸制御は、システムが担当しますので、何も考えなくても、表示順位の制御はうまくいきます。
- しかし、これには1つ条件があり、オブジェクトの中心が、キャラクタの足元にあることが前提となるのです。
- このような場合、中心座標をキャラクタの足元に来るように設定しなければなりません。
- ───────────────────────────────────────────
- #CENTERMOD Xmod Ymod
- #CENTERMODX Xmod
- #CENTERMODY Ymod
- 中心モードの設定
- Xmod(Ymod):モード
- 0 = 切り出し座標の 上(左)の座標を中心にする(デフォルト)
- 1 = 切り出し座標の 下(右)の座標を中心にする
- 2 = 切り出し座標の 上下(左右)の中間座標を中心にする
- 3 = 切り出し座標の 上(左)から下(右)にpos分修正した座標を中心にする(posは #CENTERPOS で設定)
- 4 = 切り出し座標の 下(右)から上(左)にpos分修正した座標を中心にする(posは #CENTERPOS で設定)
- 5 = 切り出し座標の 中心から下(右)に pos分修正した座標を中心にする(posは #CENTERPOS で設定)
- 6 = 切り出し座標の 中心から上(左)に pos分修正した座標を中心にする(posは #CENTERPOS で設定)
- 7 = 指定座標を中心にする(座標は #CENTERPOS で設定)
- ───────────────────────────────────────────
- #CENTERPOS Xpos Ypos
- #CENTERPOSX Xpos
- #CENTERPOSY Ypos
- 中心座標の設定(上記、中心モードが 3 4 5 6 7 で使用する座標)
- 中心座標のデフォルト値は、(0, 0)です。
- 1度設定した「中心モード」と「中心座標」は以後の切り出しで適用され続けます。
- また、切り出しの途中で、何度でも変更する事ができます。
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ■切り出し命令
- 画像を切り出す命令です。
- ───────────────────────────────────────────
- #BOXCUT sx, sy, ex, ey
- 切り出し矩形を始点座標/終点座標で指定
- #BOXCUT 100,100, 199,199
- 始点(100,100)/終点(199,199)の矩形を切り出す
- ───────────────────────────────────────────
- #RECTCUT x, y, xl, yl
- 切り出し矩形を始点座標/横縦サイズで指定
- #RECTCUT 100,100, 200,200
- 始点(100,100)/横縦サイズ(200,200)の矩形を切り出す
- ───────────────────────────────────────────
- #RECTCUT_YOKO x, y, xl, yl, xcnt, ycnt
- 横方向、連続切り出し
- #RECTCUT_YOKO 0,0, 32,32, 10,2
- 始点(0,0)から横縦サイズ(32,32)で横縦回数(10,2)で切り出す
- 合計で20個切り出されます。
- 切り出しデータが横を基準に並んでいる場合に使用
- データの並び
- ■■■■■■■■■■
- ■■■■■■■■■■
- データの切り出し順番
- 0123456789
- 10111213141516171819
- ───────────────────────────────────────────
- #RECTCUT_TATE x, y, xl, yl, ycnt, xcnt
- 縦方向、連続切り出し
- #RECTCUT_TATE 0,0, 32,32, 5,2
- 始点(0,0)から横縦サイズ(32,32)で縦横回数(5,2)で切り出す
- 合計で10個切り出されます。
- 切り出しデータが縦を基準に並んでいる場合に使用
- データの並び
- ■■
- ■■
- ■■
- ■■
- ■■
- データの切り出し順番
- 05
- 16
- 27
- 38
- 49
- ───────────────────────────────────────────
- #KINNTOUCUT_YOKO xcnt, ycnt
- 横方向、均等割り、連続切り出し
- #KINNTOUCUT_YOKO 5,2
- 画像サイズを横縦回数(5,2)で均等割りして切り出す
- 合計で10個切り出されます。
- 切り出しデータが横を基準に並んでいる場合に使用
- データの並び
- ■■■■■
- ■■■■■
- データの切り出し順番
- 01234
- 56789
- ※画像サイズが均等割できない場合は、エラーになります。
- ───────────────────────────────────────────
- #KINNTOUCUT_TATE ycnt, xcnt
- 縦方向、均等割り、連続切り出し
- #KINNTOUCUT_TATE 5,2
- 画像サイズを縦横回数(5,2)で均等割りして切り出す
- 合計で10個切り出されます。
- 切り出しデータが縦を基準に並んでいる場合に使用
- データの並び
- ■■
- ■■
- ■■
- ■■
- ■■
- データの切り出し順番
- 05
- 16
- 27
- 38
- 49
- ※画像サイズが均等割できない場合は、エラーになります。
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ≪使用例≫
- ───────────────────────────────────────────
- いくつ命令が定義されていても良いです。
- 上から順番に指定通りに切り出していきます。
- #RECTCUT 0,0, 200,200 // 1つ目:( 0,0)-(199,199)の矩形
- #RECTCUT 200,0, 200,200 // 2つ目:(200,0)-(199,199)の矩形
- #RECTCUT 400,0, 200,200 // 3つ目:(400,0)-(199,199)の矩形
- #RECTCUT 600,0, 200,200 // 4つ目:(600,0)-(199,199)の矩形
- 下の命令1つでも同じ動作になります。
- #RECTCUT_YOKO 0,0, 200,200, 4,1
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ≪注意点≫
- ───────────────────────────────────────────
- 同じ切り出し情報で2度切り出した場合、切り出し情報的には、ちゃんと切り出したように扱われますが、
- 実際には、データの無駄を無くすために、画像自体の切り出しは行っていません。
- 同じデータなので、前に切り出したデータを参照するようにしています。
- そのため、同じ切り出し情報で、中心座標だけを変更するような切り出しができません。
- (★同じ中心座標なら、同じ切り出しは可能ですので、誤解しないで下さい。)
- 下記が問題となる例です。
- 2回目の切り出しの前に、中心座標を変更していますが、1回目と同じ情報として扱われます。
- どうしても切り出したい場合は、1枚のBMP上に同じ絵を2つ用意して、それぞれを切り出してください。
- 同じ画像が2つデータ化されるので、無駄になりますが、現在は対処できていません。
- ;;中心を左上から(16, 16)の座標にする
- #CENTERMOD 3 3
- #CENTERPOS 16 16
- ;;(0, 0)の座標からサイズ(212, 212)で切り出す
- #RECTCUT 0,0, 212, 212 ;;1回目
- ;;中心変更(中心を右下から(16, 16)の座標にする)
- #CENTERMOD 4 4
- #CENTERPOS 16 16
- ;;1回目と同じサイズで切り出す((0, 0)の座標からサイズ(212, 212)で切り出す)
- #RECTCUT 0,0, 212, 212 ;;2回目
- 切り出しレイヤーでカットデータの作成
- フォトショップのPSD画像のレイヤーを利用して「切り出しデータ」を作成する事が出来ます。
- 特定のレイヤー名(レイヤーコマンド)がある場合に処理されます。
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- ■「切り出し」とは
- 「切り出し」とは、画像コンバート時に、複数の矩形に切り出す事です。
- 通常コンバートの場合は、単純に1枚絵のデータが作成されますが、
- 切り出しコンバートの場合は、切り出された複数のデータが連結しているデータとして作成されます。
- 例えば、ロールプレイングゲームで使用するようなチビキャラクタの歩きパターンをパターンごとに
- 切り出すような感じだと考えて下さい。
- 「切り出しデータ」は、オブジェクトシステム用に特化した形式です。
- 旧来のバンクシステムでも画像を問題なく読み込む事はできますが、切り出しておく意味がありません。
- ≪注意点≫
- レイヤー切り出しは、全ての切り出しを「レイヤーのサイズ」で切り出します。
- ※サイズの違う切り出しをする場合は、≪切り出しテキスト≫ の方法でしかできません。
- ≪切り出しテキスト≫
- 切り出す矩形サイズをテキストで指定して切り出す方法があります。
- どちらが適切な方法なのかは、画像の取り扱い方によります。
- 「切り出しテキストでカットデータの作成.txt」もご一読ください。
- ※1つの画像に対して「切り出しレイヤー」と「切り出しテキスト」を併用する事はできません。
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- ■レイヤーコマンド
- ◆ #CUT 切り出しコマンド
- 何も絵の描かれていない空のレイヤーを作り、そのレイヤーの名前を #CUT にして下さい。
- ※このレイヤーは切り出しの対象になりません。
- 上のレイヤーから順に切り出しされます。
- ◆ // コメントコマンド
- レイヤー名の頭に // があるレイヤーは、無視します。
- ※このレイヤーは切り出しの対象になりません。
- 例. 下地 → //下地
- ◆ #C(x)(y) 中心指定コマンド
- 何も絵の描かれていない空のレイヤーを作り、そのレイヤーの名前を #C(x)(y) にして下さい。
- ※このレイヤーは切り出しの対象になりません。
- 上のレイヤーから順に切り出されるので、中心を設定したいレイヤーの前に空レイヤーを作成して下さい。
- 一度、中心を設定すると、以後の切り出しに適用され続けます。
- また、途中で何度でも変更可能です。
- ◆簡易指定 : #C(x)(y)
- ≪ (x) パラメータ≫
- 0 = 切り出し座標の左端
- 1 = 切り出し座標の中間
- 2 = 切り出し座標の右端
- ≪ (y) パラメータ≫
- 0 = 切り出し座標の上端
- 1 = 切り出し座標の中間
- 2 = 切り出し座標の下端
- ≪例≫
- #C00 = 左上(0,0)
- #C11 = 中心
- #C22 = 右下
- #C12 = X軸中心、Y軸下端
- ◆座標指定 : #C
- そのレイヤーに1ピクセルの点を描画して下さい。(何色でもいいです。)
- その場所が中心になります。
- ※2点以上描画した場合、先に見つかった方を中心と考えます。
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